現実逃避なのかもしれないけど/都会から脱出したい
2024年9月19日(木)
都会から脱出したい。
それは都会に住んでいるからこその悩みなのかもしれない。
どこに行くにしても人は多いし、迂闊に深呼吸をしようものなら一日が台無しになってしまう。
かと言って田舎に移住しても別の悩みが発生する可能性が無いとも言い切ることはできない。
ペーパードライバーだし、特有のルールに縛られて不自由する可能性もある。
生きづらさがすごい。
私はテレワークが主な職場で働いており、会社に行く頻度も2ヶ月に一度ぐらいだ。
趣味も読書と珈琲とお酒。特に都会である必要もない気もする。
でも、生まれも育ちも23区内だから帰れる田舎もないし、あと20年ぐらいで訪れるであろう両親の介護を考えると東京を離れることがはばかられる。
定期的に旅行をして東京を離れれば良いだろうという意見もあるかもしれないけれど、そもそも私は旅行というものが好きではない。
第一にお金がかかる。交通費、宿代、食事代。生まれつき変なケチ症な私は考えるだけで嫌になってしまいそう。
他にも何かと面倒な旅支度も旅行を好きになれない要因の一つだ。
そんな旅行嫌いの私を同居人は軽井沢旅行へと連行した。
旅の前日は非常に憂鬱だったが、現地に着くと気分はがらりと変わった。
初めて訪れる軽井沢は小説で読んだことのある避暑地の名残を感じることができ、同じアスファルトの道であるにも関わらず、コンクリートジャングルの平坦で険しいアスファルトとは違い歩みも軽い。飲む珈琲も心なしか美味しく感じる。
定期的に旅行をして東京を離れるのも気が乗らないと書いたが、前言撤回。
毎月訪れてこの地の季節を味わいたい。
なんなら、どんな困難が待ち受けていようが永住してしまいたいと考えを改めさせられるぐらいには好きになった。