#33 糖質が変わっちゃう~
お疲れさまです。
本日は2003年8月2日(水)です。
つぎに、食事から摂取した糖質の変化を説明します。
■腸から肝臓へ
食事から摂取された炭水化物は、消化酵素によってグルコースにまで分解され、小腸で吸収されたのち門脈と呼ばれる血管を通り肝臓へたどり着きます。
肝臓にたどり着いたグルコースは、グルコースがいくつも鎖状になったグリコーゲンという形に変化し貯蔵されます。
■肝グリコーゲンの役割は「血糖値の維持」
肝グリコーゲンは再びグルコースに分解され血中に放出されることで、血中グルコースレベルを一定レベルに維持する役割を持ちます。
■筋グリコーゲンの役割は「運動時のエネルギー源」
筋肉が糖を取り込むメカニズムは肝臓と少々異なります。
食後に血糖値が上昇すると膵臓からインスリンというホルモンが血中に分泌されます。
インスリンが骨格筋に作用すると、骨格筋はGLUT4(グルコーストランスポーター4型)の働きを介して血中のグルコースを取り込み、筋グリコーゲンとして貯蔵します。
■運動も筋グリコーゲン貯蔵に重要な刺激
インスリン以外に骨格筋が糖を取り込む仕組みとして運動があります。
筋肉が収縮することで、インスリンの作用がなくても血中のグルコースを取り込むことが出来ます。
なお、肝グリコーゲンとは異なり、筋グリコーゲンはその筋肉の中で代謝され、筋中でエネルギー源として利用されます。
今日はここまで。
ありがとうございました~❤