「自分軸・他人軸」◆自分軸・他人軸とは?自分と他人の境界線を引く方法◆
こんにちは。
心理カウンセラーのじゅんさんです(^^)
いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
今回は「自分軸・他人軸」◆自分軸・他人軸とは?自分と他人の境界線を引く方法◆についてお話しますね。
あなたは次のようなことを感じて、人間関係で悩んでいたりしたことはありますか?
「きづくと言いたいことを言えていない」
「いつも他人の意見に無理して合わせていた」
「人が自分の意見で動揺したらどうしようといつも考えている」
私自身もいつも自分より他人の目や意見を優先にして、周りに合わせるようにしていた時期がありました。
自分の意見をなかなか言えず、きづくと頷くだけの自分がいて、なんだかとても空虚な気持ちになっていたりしました。
そうすると、段々と人と関わることを避けるようになっていったんですね。
そのように、人と関わること自体を避けてしまう状態になった自分を今度は責めてしまい自己嫌悪に陥ってしまうんですね。
今回は自分軸と他人軸を考えて、では一体どうすれば人と関わることへの苦手意識をなくして、自分らしく自信を持った状態を保てるようになるのか?また、良好な人間関係を築いていくための方法等について話をしていきますね。
1.自分軸と他人軸とは?
自分軸と他人軸とはどんなことでしょうか?
私達は他者とコミュニケーションをとる時に自分軸・他人軸というものを意識しているのでしょうか。
「自分軸・他人軸」と明確に認識できている状態とは、「私は私。あなたはあなた」という事を意識している状態になっていることですよね。
もしこの自分軸・他人軸というものが意識されていないと、他人の意見に合わせることを前提にコミュニケーションをとってしまったり、他人軸で物事を考えて自分の意見を内側へ無理に追いやってしまったりします。
また、自分軸しか考えていないと、相手を強引に自分の考えに合わせようとしてしまうことになるんですね。
他人軸で物事を考えてしまいやすい人は、自分の意見はあったとしても、いざ意見を求められるとなかなか答えること自体に不安を覚えてしまい、口に出すことも苦手になっていることが多いんですね。
「断る」ということが苦手なだけではなく、自分の意見を「言う」ということも苦手になっている状態です。
自分軸を持っているという意識が薄いと、自分の気持ちや考えというものがどこか曖昧な状態になってしまいやすく、モヤモヤした気持ちが続いてしまい、気づくとストレスとなっていて自己嫌悪に陥っていたりするんですね。
人の意見に同調していると周りからは「あの人はいい人」「穏やかな人」という他人からすると表面的な良いイメージが出来ることもあるかもしれません。
しかし、本人はいつも一人になった時に、どこか辛いモヤモヤした気持ちを感じて、自分の意見を言えない自分を責めていて、そしてまた他人軸に合わせていってしまうという、負のループになってしまうんですね。
自分を出さずに他人に合わせたことでもたらされる安心感というのはどこまで行っても相手の気持ち次第であって、相手の気分や相手の都合で簡単に変化してしまうものなんですね。
そうなると何もかもが相手の気分次第にになってしまっているので、相手の愚痴のはけ口になっていたり、相手の気分に振り回され続けてしまって、結果自分に重く辛いストレスがすべて降りかかってきてしまうのですね。
それでは自分軸をもつには一体どうすれば良いのでしょうか?
2.自分軸を持つには?
自分軸を持つにはどうしたらよいのでしょうか?
まずは、今後は自分軸・他人軸というものを意識するだけでまずは自分の意識が変わってきます。
これからはまずは、「自分軸」というものをはっきりと意識することです。その意識を持った上で、「他人軸」を意識して物事を考えるようにしてコミュニケーションをとるようにしてみてくださいね。
そのための思考の仕方としては
「私はどう感じているのか?」
「私はどのように行動したいのか?」
「私はどのように考えたのか?」
というように「私」と言う意識をはっきり認識していくようにすることです。
そして他人とのコミュニケーションの中で、自分軸を意識した上で他人との意見の相違を感じたらどうすれば良いのかというと、相手を拒絶するような冷たい態度で対応するのではなく、言葉遣いに意識しながら、相手が気分を害することのないように対応してみることです。
例えば、会社の飲み会などに誘われて断りたい時に、その断るときの雰囲気や言葉選びを上手にして対応すれば良いのです。
「今、新しい勉強に毎日取り組んでいます。申し訳ありません」
この「勉強」という断る理由は私はとても使いやすくておススメです。本を読むのも勉強ですし、YouTubeで動画を観て学ぶのも勉強ですよね。まったくの嘘にはならないので、罪悪感もそこまで感じなくて済むはずです。
仮に相手から付き合いがあまり良くないなとか、あの人はノリが悪いと思われたとしても、「それはそれでいいんだ」と気にせず受け流せば良いことなんですね。
無理に付き合っていき、こじれた関係に後々なるよりも、そのくらいの付き合い方の人と他人から認識されているほうが、お互いにとってほどよい距離感がうまれていきやすいんですね。
他人軸ベースで常にいて、相手の都合の良い存在となるくらいなら、多少つきあいがあまり良くない人と思われる方が良いときもあると思います。
それに、自分都合で動いてくれない相手に対して不満な態度や発言を取る人というのは、自分軸に相手を強引に合わせようとするタイプの人なので、それはそれでコミュニケーション能力が一方通行で、とても自分勝手な人であると考えることができますよね。
極度の依存体質の人でもなく、それでいてただの身勝手な人でもない自分軸を持っている人というのは、どこか凛としているもですよね。
そのようになるには「尊重し合う関係」を意識していくことです。
コミュニケーションにおいて、自分軸と他人軸をベースに考えていくと3つの人間関係のタイプがみえてきます。
3.尊重し合う人間関係とは?
◆人間関係の3タイプ◆
①他人依存タイプ
②自分勝手タイプ
③相互尊重タイプ
①他人依存タイプ
自分軸を持たず他人軸ありきの状態のことですよね。
②自分勝手タイプ
他人軸を考慮に入れず自分軸しか見えていません。
③相互尊重タイプ
相互尊重パターンとは自分軸も他人軸もコミュニケーションのなかに意識していて、自分と相手の境界線をしっかり引いている状態です。
次のように捉える人もいるとは思います。
「付き合いの良くない人だな」
「なんだか謎めいているな」
「距離感を感じるな」
このように感じて、私は私、あなたはあなたという人は自分勝手で協調性がないという意見の人もいるかと思います。
しかし、その意見が生まれるケースには2つのパターンがあります。
それはそう言われる人がただ単に身勝手である状態の可能性と、もしくはそのように意見する人が身勝手である状態の2つです。
それら2つのパターンに当てはまるのであれば、自分の中で感じている、自分軸と他人軸という意識を見直してみるとよいと思います。
自分軸と他人軸を意識しているというのは「私は私、あなたはあなたなんだ」だからお互いの考えを尊重し合った上で対話を進めましょうというスタンスです。
もちろん誰でもが完璧にこのように常にしているわけではないとおもいます。自分軸ベースと他人軸ベースのバランス感覚を養うにはコミュニケーションの中で養われていきますし、個人差もあることなんですね。
「尊重し合う関係」を目指すということは自分のコミュニケーション能力も向上していきます。
極度の他人依存タイプの人も強い自分勝手タイプの人も、最後に負担が降りかかってくるのはその自分自身なんですね。
しかし、相互尊重タイプの人は自分軸と他人軸の境界線を常に意識しているので、相手がどのようなタイプの人であったとしても、最後には多くの学びと充実感を得ることに繋がっていくと思うんですね。
もしあなたが、他人軸ありきの依存型のコミュニケーションをベースとしていて、現在辛い思いをしているのであれば今回お話した自分軸と他人軸を意識してみてくださいね。
そして、相互尊重タイプのコミュニケーションをする意識をまずは持ってみることです。
「自分の意見を言うなんて難しい…」と誰でも最初は感じます。まずはゆっくりと自分軸というものを見つけていけるようにしてみるとよいですよね。
4.まとめ
少し今回の事を振り返ると、
「私はどう感じているのか?」
「私はどのように行動したいのか?」
「私はどのように考えたのか?」
ということを意識的に考えて、その上で相手を拒絶するような冷たい態度で対応するのではなく、言葉遣いに意識しながら、相手が気分を害することのないように対応してみることです。
今回は「自分軸と他人軸」についてお話してきました。
他人に気を使いすぎてしまう人や、人の気持ちを気にしすぎて疲れる人。
そのような状態から対人関係上でのコミュニケーションで悩みを抱えている人にとって、どのような意識を持てばよいのかについてお話してきました。
その人間関係で悩む原因として、自分軸というものをないがしろにして他人軸ありきで物事を考える癖がついてしまっているからだという話をしてきました。
自分軸を確立しなことで、相手に振り回されてしまいます。
相手の気分や都合次第で自分の気持ちや状況がコロコロと変わってしまうのは健全な状態であるとは言えないからですね。
健全な人間関係というのは自分軸・他人軸を意識してお互いを尊重し合ってるような関係です 。
私は私の自由がある。あなたはあなたの自由がある。だからお互いの考えを尊重して、お互いが気持ち良いコミュニケーションをとろうよ。という意識をもつことです。
良好な人間関係を築くにはそのような「相互理解を尊重したコミュニケーションを目指す」ことですよね。
そのためにはまず自分軸を意識していくことですよね。
今回は「自分軸・他人軸」◆自分軸・他人軸とは?自分と他人の境界線を引く方法◆についてお話しました。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)
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