万丈エイジ

2010年代中盤に大手SI企業に新卒入社。バリバリ仕事ができるわけではないものの、社内評価もそれなり。これまでのキャリアの棚卸しや転職活動の記録を残したいと思いnoteを始めました。内容は限られた経験に基づく個人の感想です。一部フィクションを含みます。

万丈エイジ

2010年代中盤に大手SI企業に新卒入社。バリバリ仕事ができるわけではないものの、社内評価もそれなり。これまでのキャリアの棚卸しや転職活動の記録を残したいと思いnoteを始めました。内容は限られた経験に基づく個人の感想です。一部フィクションを含みます。

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SIはつらいよ

あー、つらいなーと感じたことを思うままに語ります。SIだけではなく、サラリーマンあるあるネタに近いです。 マラソンを全力疾走で駆け抜けろ。まさに労働の集約。 いわゆるSI企業やコンサルは自社サービスや製品を持たない。(持っていたとしても売上に対する割合は非常に少ない。) 抱え込んだ人的資源を元手に顧客に労働力を提供する。読んで字の如し、人的資源である社員は、基本的に常時フル稼働を求められる。 社員数は会社の売上を左右する重要な変数であり、社員数を増やさずに売上を上げるのは

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      元記事はこちらまとめ人月商売のIT業界で、下請けITベンダーの技術者に対する定番の悪口がある。「できる技術者なんて数えるほどしかいない。プロとは言えないよう連中ばかりだ」。SI業界の人月商売やIT部門の仕事では、技術者の承認欲求が満たされない。技術面でどんなに頑張ってもそれが普通。失敗すれば叱責される。仕事が楽しくないのでプロとして成長しない。一方で客や上司に甘い言葉をかけられると次第に洗脳され、自身のキャリアに寄与しない業務にアサインされ続け、うまく利用されてしまう。 とい

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        • 大学時代の就活戦略

          転職活動を始めた理由は、、、SIerの働き方や存在価値がわからなくなった。細かい出来事は省略するが、とにかく疲れてしまったため、転職を志すに至る。 ではなぜ、新卒でSIerに入社したのか。大学自体の就活の軸は以下の通り。それぞれさっと振り返る。表向きには色々と理由を話していたが、実態はこの通りだ。 1.経済的な優位性があること 学生から社会人になればどうしたって辛いことは多くなる。どうせ辛いなら経済的な恩恵を受けたいと思った。IT企業は全体的に年収が高い傾向があり採用人

          【転職活動】SIerは本当に必要なのか?【きっかけ】

          あるSIerに10年ほど勤め、そしてそこから脱出したくなった理由をつらつらと述べます。本記事は筆者の限られた経験に基づく記事です。 SIerの実態顧客をうまいこと騙す SIerにシステム開発を委託(丸投げ)した場合、多くの場合は必要十分なものにはならないと思う。表向きは顧客企業のためなど綺麗事を並べる。もちろん気持ちに嘘はないが、売上を大きく、リスクを小さくすることが求められる。SIerも営利企業なのだ。 顧客を騙すって、そんなのいつまでも通じないだろ?と思う。でも、顧

          【転職活動】SIerは本当に必要なのか?【きっかけ】

          はじめに

          自己紹介 はじめまして。万丈エイジと申します。 SI企業の中堅社員(凡人)で、社内評価もそれなり。そんな私が転職活動をするにあたっての記録、これまでのキャリアの棚卸しをしたいと思いnoteを始めました。 SIerへの就職して間もない若手社会人、SIerを就職先として検討している就活生、転職を検討している人にとって少しでも参考になればと思います。 現状社内評価もそれなり、と書いているが、本当にそれなりだと思う。ダントツトップではないが遅れもとっていない。一番できそうな人た