大学時代の就活戦略
転職活動を始めた理由は、、、
SIerの働き方や存在価値がわからなくなった。細かい出来事は省略するが、とにかく疲れてしまったため、転職を志すに至る。
ではなぜ、新卒でSIerに入社したのか。
大学自体の就活の軸は以下の通り。それぞれさっと振り返る。表向きには色々と理由を話していたが、実態はこの通りだ。
1.経済的な優位性があること
学生から社会人になればどうしたって辛いことは多くなる。どうせ辛いなら経済的な恩恵を受けたいと思った。IT企業は全体的に年収が高い傾向があり採用人数も多く、条件にマッチした。もちろんだが面接では言えないので別の理由を用意する。
2.転職市場における価値、優位性が見込まれること
端から転職する気満々だったわけでは無いが、ぼんやりと次のステップを考えていた。あわよくば長く勤めることもできて、転職市場でもそれなりの価値、ブランドがある会社に絞った。もちろんだが面接ではこんなこと言えないので表向きには別の理由を用意する。
おそらく同じような考え方で就職先を選んだ学生は多く、最近はGAFA予備校とまで言われているようだ。
3.ITに関連した専門性や経験が積めること
当時は2010年代の序盤。スマホが徐々に普及し始めた頃だった。これから先の数十年は間違いなくIT関連の仕事は増えるだろうし、食いっぱぐれないそうと漠然と考えた。
ITとひとくくりにするのはあまりに範囲が広いが、ざっくりWEBサービス全般を思い浮かべて、志望動機で話していたと思う。
4.日本以外で働くチャンスがあること
日本は今後衰退していくから、、、という悲観的なものではなく、あくまで単純に興味があったから。留学していたわけでもないし、TOEICスコアが少し高いくらいだったので、あくまでおまけ。
5.実はこれと言ってやりたいことがない
打算的なものから興味まで軸を述べたが、これが一番強かったように思う。これといったやりたいこと、興味がなかった。そしたらやりたいことを持ってる人をお助けするポジションが良いのでは?とそれっぽく自分を納得させていた。
上記の軸を満たすのがITコンサルやSIerであり、一番最初に内定をもらえたのが今の会社だった。
およそ10年後の答え合わせ
概ね狙い通りだったといえる。細かく書くと想定外はいろいろとあったものの別投稿で詳しく振り返りたい。
入社時点でも次のステップのことはぼんやりと考えていたし、いま転職しようとしているのも想定の範囲内と言える。入社してすぐは転職を考えるほど余裕がなかったし、仕事になれてきたがゆえの行動とも言えると思う。
これから入社する人に向けたメッセージ
上記の軸に一つでも共感できる人は、SIerを検討してみても良いかもしれない。ただ、約10年前の考え方である点は考慮すべきだと思う。