「放置された企業サイト」が地味にコンバージョン創出。KPI見える化のススメ
ビジネス投資家・連続起業家の林周平です。繁盛経営アカデミーという経営塾の代表講師を勤めています。詳細プロフィールはこちら。
御社のウェブサイト、あきらめていませんか?
なんとなくマーケティング目的で作ったものの、全然運用できておらず放置プレイになっている…というのは、中小企業のお決まりのパターンです。
恥ずかしながら僕のグループ各社もそういうサイトがあります。
でも、意外とそのサイトが宝だったりして…?
一例に、企業公式サイト+ブログ記事×20記事のサイトがありました。
ホワイトペーパーのダウンロードをコンバージョンにしていて、そこからステップメールが飛ぶようになっています。
などが、把握できていませんでした。
アクセス解析の設定も中途半端だったので、各ツールにログインしてデータを拾い集めました。(この段階で設定のバグを多数発見…トホホ)
この流れでそれぞれKPIを出してみると、画像の通りでした。
多くはないがリードが毎月確実に取れていました。ええやん!
月平均で8.9件。
この中から1件くらい成約してもおかしくありません。
サイト全体のCVR(コンバージョン率)は0.28%でした。だいたい企業サイトのCVR目標は1%なので、高くはない数字です。つまり改善余地がある!
しかし、なぜ今までこのコンバージョンに気が付かなかったのかといえば、送られているステップメールが既に終わっているキャンペーンでした…泣
けど、こういう話は中小企業では本当によくありますよね!
数字の見える化できると施策イメージが湧くようになる!
さて、このようにKPIの見える化ができれば、
今後の改善のイメージが持てるようになります。
2倍×2倍×2倍=8倍の成果ですので、リードが月に70件取れるはず。
そのリードか単価100万円の商材が5%成約するなら、月350万円の売り上げになります。全然バカにならない金額です!
これまで力を入れてきていないサイトだからこそ改善幅も大きい。十分達成可能です。
そのサイトにまだお宝が眠っているかもしれません
さて、この投稿を見ているそこのあなた。
あなたのサイトも死んでしまっていませんか?
多くの企業サイトは今回の事例のサイトと同じような作りになっています。「成功事例」ではなく「普通の事例」としてベンチマークに捉えて良い数字です。圧倒的な成功事例よりも身近な改善事例が実務に役立ちます。
ご参考になればと思いシェアしました。
さて、僕の個人的な動きとして去年までは投資家としてのメンタリングを行なっていたため経営相談などの抽象的な支援が中心でした。
今年の年始に、「今年の目標は仲間を豊かにすることだ!」と掲げて、実務に入ることを決めて、各事業にコンサル的な介入をはじめています。
実際に手を動かすと、リアルな現場感が見えて結構楽しい日々です。しばらくはマーケティングやセールスの小話が増えそうです。
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