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スパイスカレーの美味しいニオイにつられて
スパイスカレーはお好きでしょうか?
あいがけカレーなどスパイスカレーの専門店はたくさんあります。
キーマカレーのスパイスカレーが特に好きでカレーの激戦区大阪の本町や、谷町4丁目に良くカレーを食べに行きます。
オススメは谷町4丁目の「バビルの塔」です。
辛いカレーが好きな方は是非食べに行ってみて下さい。
前置きが長くなりましたが、この秋
のヘビーローテーションの2曲を紹介します。
フジテレビNEXTの「スパイストラベラー」というDragonAshのドラム櫻井誠さんとBiSHのセントチヒロチッチがスパイスについて語るスパイス専門チャンネルがある。
DragonAshの櫻井さんは「桜井食堂」というアメブロを開設していたり、音楽フェスで「桜井食堂」を出店している。
カレー好きというのと、チッチはBiSH初期からずっと推してるアイドルで観たいなぁとは思っていたが未だに観れてはいない。
先日この番組のOP曲とED曲がYouTubeにアップロードされた。
まず、作詞がチッチで作曲が松隈ケンタさんというゴールデンコンビの時点で聴かなくても名曲だろうという期待があった。
何故そのように期待をするかについて語ると長くなる。まず松隈さんについて記憶を辿って語る。
天才メロディーメイカー松隈ケンタについて
松隈ケンタさんはBiSやBiSHといったWACKの作曲をしていて、初めてBiSを知ったのは2013年の夏に名古屋のFreedomという野外フェスだ。
BiSとは
BiSとはBrand-new idol Society和訳で新生アイドル研究会
ファンの事を研究員と呼んでいる。
BiSを知ってからのメンバーは、
プー・ルイ、ヒラノノゾミ、ミチバヤシリオ、テンテンコ、ファーストサマーウイカ、カミヤサキ、コショージメグミなど
メンバーの入れ替えがよくあったようだ。
当時アイドルといえばAKBとかももクロしか知らなかったったのでどうせしょうもないだろうと思って後ろの方で大人しく観ようと思っていたが、ライブが始まるとゴリゴリのバンドサウンドで度肝を抜かれた。
「抱けるアイドル」として握手会でなく「ハグ会」というものがあったらしい。
ライブ後の汗まみれになった研究員と笑顔で抱き合うという当時の地下アイドルにはなかった画期的なイベントがあった。
ちなみに自分の推しはプー・ルイとテンテンコとミチバヤシリオだ。
そのBiSとの出会いから僕は松隈さんの作品松隈サウンドがすごく好きになった。
その秋に発表された「FLY」はかなりエモだったし、「My Ixxx」では当時3人だったメンバーがほぼ全裸だったのはセンセーショナルだった。当時YouTubeでも視聴するのに年齢制限がかかっていた。
リーダーのプー・ルイはアウトデラックスに出演した時に売れる為だったらまた脱ぐと言っていたのを覚えている。
曲もすごく良くて松隈さん凄いメロディーメーカーなんだなとBiSと松隈サウンドに惹き込まれていた。
BiSは2014年に解散
武道館でライブして解散を目標にしていたが横浜アリーナで「BiSなりの武道館」として解散ライブを行った。最前列チケットが高額で見切れ席が投げ銭くらいの値段になっていた記憶がある。
ファーストサマーウイカはオールナイトニッポンゼロやドラマ「好きです!ヤンキーと白杖ガール」などBiS解散後活躍をよく目にする。
松隈サウンドが聞けなくなるなぁと寂しい気持ちになった。
ところが
2015年BiSのプロデューサー渡辺淳之介さんが「もう一度BiSを始める」とBiSHが始まった。
BiSHとは
BiSHは、「Brand-new Idol SHiT」和訳新生クソアイドルの略。
ファンのことをクソの掃除員として「清掃員」と呼ぶ。
メンバーは
セントチヒロチッチ、アイナ・ジ・エンド、モモコグミカンパニー、ハグミィ
で始まったがハグミィが抜けて、
ハシヤスメアツコ、リンリンが加入
その後アユニDが加入し、現在のBiSHとなっている。
BiSHが音源を出して衝撃を受けたのは1stアルバム「Brand-new Idol SHiT」の「MONSTERS」だった。
アイナ・ジ・エンドの歌唱力がずば抜けていて、松隈サウンドと見事に調和している。1stアルバムの中で何度も再生した曲だ。
「BiSH星が瞬く夜に」もメンバーがクソまみれになるMVでBiSのMVを彷彿とさせる。
1stアルバムの時点でBiSを完全に上回ったと思った。
最初は歌声でアイナ推しだったが握手会でチッチに魅了され、チェキ会はいつもチッチ列に並んだ。
ちょうどハグミィが抜け、ハシヤスメアツコ、リンリンが加入したあたりからライブには行かなくなってしまったが、インディーズからavexでメジャーデビューし、「新生クソアイドル」から「楽器を持たないパンクバンド」と肩書きを変え、アユニDが加入して「KILLER BiSH」というアルバムが発売された。Queenの「Killer Queen」にインスパイアされたのかと思った。
このアルバムの「オーケストラ」はBiSHでも本当に秀逸でそれまでのBiSHの曲とはまた違いBiSHの可能性を凄く引き出す曲となった。
現在でもメンバーはとっても大切な曲だと語っている。
このアルバムに「本当本気」という「みんながボクをバカにするんだナメんな」
で始まる曲がある。
加入してすぐのアユニが作詞した曲だ。
初めて聴いたときすごく衝撃を受けた。
こんな女の子が凄い詞を書くんだと。
おそらくアユニ自身アイドルとして世に出ることを歌詞にしたのだろう。
この詞にはアユニのコンプレックスが詰まったリビドーが爆発していると思っている。
積もり溜まったコンプレックスは爆発力を持つ。狂気が凶器だ。
MVのアユニは本当に可愛い。
セントチヒロチッチの作詞作品
話が逸脱したが、BiSHにはセントチヒロチッチが作詞した「StoryBrighter」という1stアルバムの最後13曲目に収録された曲があり、この曲もまたセントチヒロチッチのコンプレックスが爆発している曲がある。
チッチ自身いじめにあった経験やBiSHでデビューするまでの気持ち、BiSHで今までバカにしてきた人達を見返してやるんだという気持ちが溢れ出した詞になっている。
BiSHにはたくさん良い曲があるが、一番好きな曲だ。
BiSH Story Brighter 歌詞
そっとかくしていた
滲み出してくるmy thought
一人きりでもそれでいっか
僕は 走り出したんだ
そっとかくしていた
大きな夢だってmyself
くだらないことまで
空に描いているブルーな世界
そうやってくるくる巻きで
微笑みかけて
溢れ出す感情抑えられないかも
もう逃げない 見ていろよ
Stay!!このままで諦めてたらだめだよ
my story
終わらぬエンドロールだってあるって
証明してやんなきゃつまらない
ねえこのままで立ち止まってたら
だめだよmy story
まやかしの中でも
さあ始めよう
破ってく ストーリー
そっとかくしていた
強がってばかりのmy thought
一人きりでもそれでいっか
僕は 走り出したんだ
そっとかくしていた
膨れる未来もmyself
くだらないことまで
空に描いているグレーな世界
そうやってぐるぐる巻きで
その手を隠し
溢れ出す感情抑えられないかも
もう 逃げない 見ていろよ
Stay!!このままで諦めてたら
だめだよmy story
終わらぬエンドロールだってあるって
証明してやんなきゃつまらない
ねえこのままで立ち止まってたら
だめだよmy story
まやかしの中でも
さあ始めよう
破ってく ストーリー
Stay!!このままで諦めてたら
だめだよmy story
終わらぬエンドロールだってあるって
証明してやんなきゃつまらない
ねえこのままで立ち止まってたら
だめだよmy story
まやかしの中でも
さあ始めよう
僕たちの ストーリー
スパイストラベラーの話に戻る。
スパイストラベラーの2曲は
セントチヒロチッチの作詞と松隈サウンドが絶妙な調合で完成された。本当にスパイスカレーのような作品だ。
コーラスにゴスペラーズの黒沢薫さん
ギターに松隈ケンタさん
ベースにELLEGARDENの高田雄一さん
ドラムにDragonAshの櫻井誠さん
ああ、なんて贅沢なスパイスカレーなんだ。
スパイストラベラーの2曲については音源化されておらず、YouTube上でのみ聞く事ができる。
歌詞など曲の感想などは別記事があるので観てもらえるとすごく嬉しいです。
バビルの塔もスパイストラベラーの2曲も是非ご賞味ください。