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ストレスに強い と メンタルが強い は違う
ストレスに強いということ
結論からいくとこうです。
自分のストレスが何かを理解している
ストレスを受けると自分がどうなるか理解できている
自分の限界を理解できている
自分なりの対処法を理解できている
自分のことをよく理解できていることが重要で、特に強靭なメンタルを持つ必要なんてないんですよね。耐えるとか、我慢とかそういうことではないです。僕もそうでしたが、若い時はどうしても自分の精神力に頼ろうとするのですが、実際はほとんど意味がありません。
ストレス耐性について知る
ストレス耐性とは、「打たれ強い / 打たれ弱い」みたいなイメージと似ていて「強くするには鍛えるしかない」という先行イメージがあるのですが、これはちょっと違うわけです。
ストレス耐性
ストレスに対する抵抗力のことで、次のような要素があります。 ストレスに気づくか気づかないかという「感知能力」、ストレスを作りやすい性格かどうかという「回避能力」、ストレッサーをなくしたり、弱めたりする「根本の処理能力」、ストレス状態に陥ったとき、そのストレスの意味を良い方向に捉え直すことができる「転換能力」、ストレスそのものの「経験」、ストレスをどのくらいためていられるかという「容量」です。
ストレスになる出来事に対してどのように感じて、対応できる力を備えているかなど、自分自身をどれだけ理解できるかが重要です。「筋トレみたいに鍛えて強靭なメンタルを手にして、どんなストレスも吹き飛ばす!」なんでできたら格好いいですがそんなこと自体不可能なんですね。
改めて昭和って時代はすごいなと・・・。
「歯食いしばれ」的な感じでピシピシ**** で強靭なメンタルを手に入れる。僕にはマジで無理ですね。
自分の心の状態をマネジメントする
心をマネジメントすることは、ストレスや不安などの負の感情に対処するだけでなく、ポジティブな感情に切り替えることのできる状態にするってことです。普通に考えるとなんか難しい気もするのですが、例えば「渋滞にハマってしまってイライラする」という自分のストレスがあったとすると・・・
ストレス回避
自分の力ではどうしようもできないことなのでこれについて考えない根本の処理能力
次回から違う道を使おう 道を調べておこうもう少し早く家を出よう転換能力
せっかくなので社内で音楽や会話を楽しもう
こんな形でストレスに感じる出来事を捉えて受け取り方、みる方向性を転換していくといいかもしれません。
で、ここでよく考えてみて欲しいのですが、「ここに強靭なメンタル」って必要ですか?って話です。ストレスというのはメンタルではじき返すものではないんですよね。
大事なことは自分のストレスが何かを知ること
ストレスの感じ方は人それぞれ違うので、自分自身のことを理解しないといけないです。自分にとって何がストレスなのか、何が不快に感じるのかの自己理解は必要です。
最後に
ちなみに自己理解をするにあたって一番邪魔なのはプライド、自尊心です。特に仕事に関するストレスの自己整理していると、絶対に出てきます。「自分のできない 苦手」などは認めにくいですからね。
仕事や働くことで困っている人、いろいろ話を聞いてみたい人、ビジネスマインドやメンタルヘルスの領域で困っている人 などなど。趣味レベルですが無料で相談受けています。是非気軽にご連絡ください。