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HON NO HANASHIGA SHITAI

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本のこと、ちょこちょこ書きます。よかったら。
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vol.4 あした死のうと思ってたのに/吉本ユータヌキ

vol.4 あした死のうと思ってたのに/吉本ユータヌキ

流れてきたX(Twitter)のポストが、きっかけだった。

昔から、ふと消えてしまいたくなることが、割と多々あった。
気持ちが落ちきっている時は、
ああ、この世界で一番悲しいのは私なんだ、と
まるで悲劇のヒロインになったように、世界を、人を、自分を恨んだ。

人間はみんな平等ではないし、理不尽なことも多い世の中だし。

それでも生きていかなきゃいけないから、
生きていくのは、やっぱり難しいことの

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vol.3 くもをさがす/西加奈子

vol.3 くもをさがす/西加奈子

西加奈子の作品を最初に読もうと思ったきっかけは、好きな人に連続で推されたからだった。好きな人の好きな人は、たいてい好きな人であることが多いから、多分間違いないはず。最初に読んだのは、きいろいゾウだったと思う。その後続けて、さくらも読んだ。やっぱり面白かった、説実証だ。

好きな人の好きな人は、たいてい好きな人・・説。

忙しさにかまけて、しばらく読書から離れていたが、
先日、本屋で平積みされている

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vol.2 正直エビス/蛭子能収

vol.2 正直エビス/蛭子能収

先日、蛭子能収の最後の展覧会に行ってきた。
いつからかは正式に覚えていないが、十代後半ぐらいから、私の推しはずっと蛭子さんである。世間では”ギャンブル好き”で、”お葬式で笑ってしまう不謹慎な人”、そんな認識だろうか。
―—確かに、
それも、もちろん蛭子さんの一面であるけれど、それだけじゃないのよ。

会場は、表参道駅から少し歩いた場所にあるギャラリーだった。

地図上ではもうついているはずなのに、

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vol.1 ツユクサナツコの一生/益田ミリ

vol.1 ツユクサナツコの一生/益田ミリ

たまに、自分がよくわからなくなる時がある。

私って、何が好きだったんだっけ。
どんな音楽を聴くとわくわくして、どんな映画で泣いて、
どんな本に心動かされてきたんだっけ。

今日買ったあの服は、本当に着たいデザインだった?
本当にいいなと思ったのは、別のデザインのものじゃなかった?

知らないうちに、自分と他者との境界が曖昧になることがある。
自分が主語ではなく、
あの子が、周りの人が、家族が、世

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