源氏物語を憎むききょうさん。藤壺を離れるのが嫌で元服を拒む敦康親王。伊周さんの縁者が敦成親王たちを呪詛する事件が起きます。道長さん、一刻も早く敦成親王を帝にと頼通さんに告げます。中宮さまが第二子をご懐妊、敦康親王を排除しようとする道長さんに、伊周さんは呪詛の紙を撒き散らします。
日比野は退屈していた。新学期はまだ先、加えて世間は自粛モードだ。この退屈をしのぐには、 「梅…梅はうめぇ…ふふ。あられのあられもない姿…へへ。三人官女のお勘定、五人囃子の林さん…うひゃひゃひゃ」 その晩、郵便受けに手紙が入っていた。 『日比野くん、独り笑いの苦情が来てます。大家』