貴方と一つになるにはこうするしかなかった。 いくら交わっても私の願いは叶わない。 だから貴方を私の中へ。 噛み締めて飲み込んで私の身体の構成要素になってくれてありがとう 美味しかったよ。気持ちよかったよ。 これからもずっと一緒だね。 幸せだね。でも、足りない……
毎日通る横断歩道で、少し前から視界の端に男の姿が掠めるようになった。 あれはきっとこの世の者ではない。 その内に気がついた。笑いが止まらない。 その男は私を苦しめていたストーカー。ようやく平穏が訪れた。 そこを通る旅、小さく笑みが溢れてしまう。 まだバレてない。