毎日通る横断歩道で、少し前から視界の端に男の姿が掠めるようになった。
あれはきっとこの世の者ではない。
その内に気がついた。笑いが止まらない。
その男は私を苦しめていたストーカー。ようやく平穏が訪れた。
そこを通る旅、小さく笑みが溢れてしまう。
まだバレてない。

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