経済成長と資本蓄積は異なる概念であり、資本主義においては、資本蓄積が本質的である。だから、脱成長理論は、何ら資本主義を脅かすものではない。資本主義にとって、脱成長理論はたんなる退屈な「安全な議論」にすぎない。つまり、資本主義に対する批判は、資本蓄積に対する批判でなければならない。
経済成長と資本蓄積は異なる概念であり、分離することができる。資本主義においては、資本蓄積が本質的である。つまり、資本蓄積が継続しつつ、経済成長が生じない、あるいはマイナス成長が生じる、ということが可能である。ということは、資本主義のロジック内で脱成長は可能であり、現に生じている。