雪の上に残った誰かの足跡を辿って歩く 何処へ向かって歩いて行くのか 考えながらひたすら足跡を辿る やがて、ある建物の前で足跡は途切れた 公衆便所だ 中を覗くと、ひとつしかない個室に誰か入っている 「ついでだから小便でもしていくか」 暫くすると後ろに長蛇の列ができていた