耳に騒がしさが残るのが嫌で、一時期、夜の気象通報を聞くのが日課だった。 当時はネットでラジオが聞けなかったので、一番電波の入りが良い祖母の仕事部屋にラジオを持ち込み、淡々と読み上げられる観測値に耳を傾けていた。 いま、ラジオを聞いていてふと、それを思い出した。