南国技術士

合計20年以上南国 (アラブ首長国連邦アブダビ) に赴任していた技術士 (総合技術監理部門、応用理学部門) です。

南国技術士

合計20年以上南国 (アラブ首長国連邦アブダビ) に赴任していた技術士 (総合技術監理部門、応用理学部門) です。

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Webサイト紹介・リンク集

2023年12月28日アップデートしました。 私の興味ある分野について少しずつリンクを張り付けていきたいと思います。 ゆっくりですがアップデートしていきます。リンクがたまったら整理もしていこうと思います。 Webサイト紹介 SEPM STRATA SEPM Stratigraphy Web Society for Sedimentary Geology (SEPM) が管理するシーケンス層序学をはじめ、堆積学の基礎が学べるサイトです。石油会社の地質屋さんにはなじみがある

    • 思い出すのは夜の光景

      なぜかぱっと思い出す光景が夜の場面。そんな思い出がいくつかあります。 もちろん明るい昼間の光景も覚えているのですが、最初に思い浮かべるのが夜の光景。 その一つは大学の光景。授業は昼間受けていたはずなのに、ぱっと思い出すのは夜の教室、夜の研究室、夜の帰り道。特に専門に進んでから、自主ゼミや、研究会の事務局会議や、進論や卒論のまとめ、そして飲み会。考えてみれば本格的な活動?は夕方遅くから夜が多かった気がします。 大学から徒歩圏内の下宿生活は、門限も終電も気にすることなく、夜

      • 谷川俊太郎さん

        谷川俊太郎さんの訃報に触れました。 今年2月にこのnoteで「ピーナッツ」と大学受験での谷川さんの翻訳や文章の思い出に触れたばかりでした。 大学入試の過去問の文章を涙しながら読むことになるなんて、本番だったら大変なことになるところでした。今となっては懐かしい思い出です。 また、谷川さんの作品を読んでみます。ご冥福を心からお祈り申し上げます。

        • たき火と枝飛ばし

          寒くなって木枯らしが吹く季節になると、小学生の時の通学時を思い出すことがあります。 通学班の集合場所は材木店の前で、そこはよく廃材でたき火をしていました。おそらく子供たちが集まる時間に合わせてたき火をしてくれていたのだと思います。 寒い朝でも、ここに来れば暖かい。通学班の班員がそろうまでのつかの間、みんなでワイワイ話しながらたき火にあたるのが楽しみでした。 今ではたき火も簡単にはできなくなったようです。子供のころあちこちで見かけたたき火もすっかり見かけなくなりました。

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        Webサイト紹介・リンク集

          ラジオファクシミリ

          1990年代前半、私はベトナム海上の石油試掘現場で働いていたことがあります。 当時海上の掘削リグとホーチミンのオフィス、あるいはホーチミンから車で約2時間ほどの海辺の町ブンタウの石油資材基地とは通常無線でやり取りが行われていました。 ただし、朝の日報だけはインマルサットと呼ばれる衛星通信回線を使ってファックスによるレポートの送信と電話による報告が許されていました。 今でもそうかもしれませんが、当時は海上のリグにいると短波ラジオや短波を使ったラジオファックスやテレックスが

          ラジオファクシミリ

          これは「小春日和」なのか?

          小春とは旧暦10月の異称ということで、新暦のだいたい11月から12月初旬に当たるそうです。この時期の穏やかに晴れた暖かい日を「小春日和」と呼ぶようです。 私の今までの小春日和のイメージは、晩秋から初冬にかけて木枯らしが吹き始め、秋が終わりを告げて寒さが身に染みるようになり始めたころ、ほっと一息つくような、まるで穏やかな春の一日のような、そしてどこか明るくどこか寂しい一日という感じです。 しかし、今日の昼間は小春日和と呼ぶにはなんだか暑すぎて、どちらかというと夏に近い感覚で

          これは「小春日和」なのか?

          日本の近くで台風は同時に最大いくつ存在していたことがある? (2)

          この前調べ始めた「台風が最大いくつ同時に存在していたことがあるか?」ですが、結果が出ました。といってもエクセルに処理してもらったわけですが。。。 国立情報学研究所の北本 朝展さんという方がホームページで公表されている「デジタル台風:日時・シーズンで検索」というコンテンツのデータを用いて時間単位で、「北西太平洋」地域に限って、同時刻に台風が最大いくつ重なっているかカウントしてみました。 結果は最大5つでした。5つ同時に存在していた期間は以下の通りです。 1960/08/2

          日本の近くで台風は同時に最大いくつ存在していたことがある? (2)

          恐る恐る各駅停車で遠回り

          兄の後ろをくっついてばかりいた小学生のころ。しかし中学、高校と進むにつれて一人で遠出もするようになりました。 はじめて東北を各駅停車で回ったのは、今思うと「旅」とも「冒険」とも呼べない代物でしたが、なんとも思い出深いものでした。おそるおそる足を延ばしてみたという感じです。 長野県の野尻湖で行われた発掘調査に初めて一人で参加した後、各駅停車を乗り継いで遠回りして帰ってみようと考えたのです。 黒姫駅から信越本線で直江津、新潟方面に向かい、新津駅で磐越西線に乗り換えて会津若松

          恐る恐る各駅停車で遠回り

          日本の近くで台風は同時に最大いくつ存在していたことがある? (1)

          2024年11月12日、「史上初 11月に台風4つ同時発生中」というニュースがありました。 [日本気象協会 2024年11月12日13:11] そこで気になるのが今まで日本付近で同時にいくつの台風が存在していたことがあるのだろうかということです。 そこで、ネットで得られる情報から調べてみることにしました。 国立情報学研究所の北本 朝展さんという方が、ホームページで様々なコンテンツを発表されています。 そのコンテンツの中に、「デジタル台風:日時・シーズンで検索」という

          日本の近くで台風は同時に最大いくつ存在していたことがある? (1)

          驚いたような顔でものが言えなくなっている人

          何か理不尽なことを言われたり、強い意見を突きつけられたり、暴言を吐かれたり。。。そんな時にパッと言葉で反撃できたり、鋭く言い返せたり、切り返せたりすることは、なんだかかっこいいようにも見えますが、なんだかいつも言葉の応酬の臨戦態勢にいるようで、油断ならない人だという気もしてしまいます。 すぐには言い返せず、「まさかそんな言葉がかえってくるとは」というような驚いた顔で、あるいは唖然とした顔で、あきれたような顔で、言い返せないでいる人のほうが何となく朴訥としていて、善良で、裏表

          驚いたような顔でものが言えなくなっている人

          カーナビがなかったころ

          今でこそ多くの車にカーナビが設置され、渋滞情報も把握して、必要であれば抜け道も案内してもらえます。 事前にルートを把握していなくてもカーナビの言うとおりに運転していれば、それこそ行き先の場所を把握していなくても目的地に到達できてしまいます。 カーナビに頼りすぎると、なんだか景色や太陽の位置で、あるいは道路標識や道の名前や県道・国道のナンバーなどで自分が今どこにいるのか、どの方向に向かっているのか判断する能力が劣化していくようにも感じます。 昔は道路地図や抜け道マップなど

          カーナビがなかったころ

          微妙な表情や不均一性が作り出す人間らしさ

          最近生成AIで作成されたと思われる人物の画像をネットの広告などで見かけることが多くなりました。 非常に整った顔立ちで、にこやかな表情にもかかわらず、なぜだか気味の悪さを感じてしまうのは私だけでしょうか? おそらくこれが明らかに絵画や漫画、イラストだとわかるようなものであれば、それほど気にならないのかもしれません。 それがなまじ、写真のようなクオリティーであるため、実在する人物の写真としてか認識しようとするため、実在の人物とは違ったあまりにも均整の取れた顔立ちや、表情に違

          微妙な表情や不均一性が作り出す人間らしさ

          夜のコア観察

          石油会社で油・ガス田の貯留層の地質を直接手に取って調べようと思ったら、石油の井戸を掘削するときに「コア」と呼ばれる円柱状の岩石サンプルを地下から採ってくるのがほとんど唯一の方法です。 カッティングスと呼ばれる岩石の堀くずも重要な情報源ではありますが、細かく砕けていますし、カッティングスが泥水の力で地表まで上がってくる間に、違う深度のサンプルと混ざってしまい、地表で採集したサンプルが正確にはどこの深度のものかわからないという欠点があります。 そんな重要な地質サンプルの「コア

          夜のコア観察

          職業の選択肢

          今の子供たちは将来どのような職業の選択肢があると思っているのでしょうか? 普段の生活の中で、子供たちは職業の選択肢についてどのぐらい知る機会があるのでしょうか? 職業の選択肢の種類や幅という点では昔よりもずっと広がったのではないかと思う反面、様々な仕事の面白さや難しさ、やりがいや、その職業のために必要な準備など、なかなか知る機会がないのではないかと思うこともあります。 そんなことを思って、ネットを調べてみると、中学生や高校生に向けて様々な職業や進路を紹介する書籍やサイトが

          職業の選択肢

          懐かしいみどりの窓口は本当に「窓口」でした

          小学生のころから大学に入るまで、当時3年に一度3月下旬に行われていた長野県の野尻湖の湖底発掘調査に埼玉から参加していました。 中学までは兄と一緒に、高校に入ってからは一人で参加していました。 新幹線などなかった当時、埼玉の実家から野尻湖に行くためには大宮駅から特急「あさま」か「白山」で長野駅まで行き、そこで各駅停車に乗り換えて黒姫駅まで行くか、急行「妙高」で大宮駅から黒姫駅までいくのが一般的だったと思います。 特急や急行と言っても在来線ですからかなり時間がかかりますし、

          懐かしいみどりの窓口は本当に「窓口」でした

          文化の日。

          ウィキペディア日本語版「文化庁」によると、文化庁は、 とあります。 文化庁は毎年3月、「文化に関する世論調査」を発表しています。 この世論調査を読み解くことは、なかなか難しいのですが、「文化芸術の鑑賞活動」に限って言うと、この報告書では調査結果概要として次のように述べています。 文化の日に際して、いくつかの新聞は社説や主張を発表しています。 産経新聞の主張では特に文化庁の世論調査には触れていませんが、以下のように文化に触れることを勧めています。 また、日常の小さな