山内志朗『天使の記号学』(岩波現代文庫) 私が知りたいのは、〈私〉と〈存在〉の関係なのだ。それは、いわば「超越的内在」というあり方を基本にし、だからこそ忘却されることによってしか、自らを示さないということがあるのではないだろうか。――p.238