世界は、1960年代の高度経済成長期に、原子力の利用分野を過大視し、原子力発電や原子力船や放射線の産業分野への応用など、大きな夢を描き、国民に大きな将来を示しましたが、実際には、放射線応用や原子力発電しかできず、それも、当初、描いたか燃料サイクルではなくて、軽水炉のみ。
世界的に、原子力船が開発され、日本も、原子力船事業団が設置され、開発しましたが、原子力船「むつ」が中途半端に終わり、組織は解体され、世界的に、原子力の船への利用は、原子力潜水艦や原子力空母のような軍事利用に限定され、平和利用の貨物船や観光船には、利用できないことが分かりました。