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JAEAの先輩職員をご紹介!(技術職)

船木 竜平
青森研究開発センター 施設工務課

2023年入社。青森県むつ市にある「青森研究開発センター」に配属。原子力船「むつ」の解役に伴い発生した原子力第1船原子炉の廃止措置及び放射性廃棄物の管理、附帯陸上設備の維持管理業務に従事。

日本初の原子力船「むつ」に魅せられて

私は青森県で生まれ青森県で育った生粋の青森っ子です。中でも私の出身地であるむつ市を含め下北地方には国策として多くの原子力施設が立地されています。
そんな私の生まれ育ったむつ市で、日本初の原子力船である「むつ」が活動していたことを知り興味を持ったのがきっかけです。日本初の原子力船としてむつ市に母港を構えた「むつ」は、当時、大変な盛り上がりをみせていたと聞いたことがありました。実験航海を終え様々な知見を得た原子力船「むつ」、その数々の功績を残した「むつ」の廃止措置という大規模な業務に携わりたいと思いJAEAに入社しました。

廃止措置中の原子炉

廃止措置を安全に進めるために

私が働いている青森研究開発センターは、平成4年に原子力船「むつ」が実験航海を終え解役されるまで「むつ」の母港として使用されていました。現在は、原子力船「むつ」の解役に伴い発生した原子力第1船原子炉の廃止措置及び放射性廃棄物の管理、残存原子炉施設(附帯陸上設備)の維持管理、港湾施設の管理等を行っています。
小規模拠点のため多岐にわたる業務に携わっていますが、その中の一つを紹介しますと、廃止措置を進める上で必要となる設備・機器の点検業務があります。年に一度行う定期点検では約3ヶ月間、所掌する設備・機器が必要な性能を維持しているか、一つ一つ外観点検や作動点検等を行っています。また、その結果をもとに定期事業者検査を受検し、合格証をいただいたときはやりがいを感じ、また、ほっと一息つける瞬間でもあります。

定期点検中の写真(原子力船むつの船底部)

若手が活躍できる場所

青森研究開発センターならではかもしれませんが、小規模拠点ということもあり最初から責任のある仕事をどんどん任せてもらえることが良い点かと思います。時には、行き詰まったり、悩んだりすることもありますが、職場の先輩や上司は丁寧にサポートしてくれるので本当にありがたいです。
また、JAEAは有給に関しても取得しやすい環境だと思います。青森県や周辺の県は自然が豊かで、ごはん(お酒)が美味しい土地ですので、週末や有給を利用し、愛犬と一緒に山や海へ出かけたり、美味しいものを食べ、日頃の疲れをリフレッシュしています。

休日の一コマ(小川原湖の夕日)

スタートはここから

学生時代は、電気電子工学を専攻していましたが、現在の業務とは関わりが薄いかもしれません。ただ、どこの職場でもそうだと思いますが、学生時代の知識だけでは到底社会人として人生を歩むことはできないと思います。むしろ、社会人になってからが本当の技術者としてのスタートではないかと思います。JAEAは各種教育や講座が充実しており、また、周りを見渡せばその道のプロが必ずいる職場ですので、専攻外でも入社後にたくさん知識を増やし、成長できる環境が準備されているので心配ありません。
無論、学生時代の勉強はいたるところで役に立つので疎かにしないことをおすすめします。昔の自分に言い聞かせたい言葉No.1です、、、

一生をかけてなにをしたいか

私は珍しいタイプかもしれませんが、業種や業界にこだわらずにとにかくたくさんの企業の会社説明会やインターンシップ等に参加しました。また、就職活動は私にとって、自分が一生をかけてやりたいこと、夢や目標について真剣に考え、振り返ってみる期間でもありました。
昨今は情報社会になり、様々な職業について知られるようになったかと思います。ただ、それでも日本にある企業だけでも数百万、世界に目を向けると途方もない数になるのは容易に想像できると思います。就職活動中は、たくさんの企業を見て知ることことができる貴重な期間ですので、後悔のないよう時間を有効活用してみてください。
みなさんも、いま一度「自分って一生をかけてなにをしたいんだろう?」と考えてみてはどうでしょう。
その答えがJAEAであれば、様々な分野で活躍できるフィールドを用意して皆さんを歓迎すると思います。
ファイト!!