【時代の空気感】 日本近代史における大正時代と、ドイツ近代史におけるヴァイマル共和政の時代には、何となく似たような空気を感じます。 年代も重なりますし、どちらも大きな戦争の間の束の間の平和の時代。一瞬だけ文化が花開き民衆がキラリと輝いていた時代。 うたかたの夢のような時代…。
【栄光と破滅】 1920年代のヴァイマル共和国は総じて素晴らしかった。大戦に負けても人々は終戦を歓び、その後の世界最高の自由を謳歌した。 その謳歌した自由の中から悪魔が出現した。1930年代以降は最悪だった…。 二度と悪魔を生んではならない。破滅の悲劇を繰り返してはならない。