子供の頃に母手製の刺繍の手提げを持つのが誇らしかった。布一面の様々な色合いを眺め、糸の凸凹に触り、大作感の非凡さが大好きだった。惜しみない時間が感情的に働きかける質を生み出すことを知る始まりとなった。そんなことを思うきっかけになったのは英国人デザイナーのヘザウィック・スタジオ展。
ヘザウィック・スタジオ展にて。 公共の建築には効率性だけを求めがち。しかし、もっと感情を動かすような建築であってもいいのでは?というヘザウィックの思考に触れ、非常に勉強になりました。