読了、ではなくこれから何度もお世話になりそうな本。 先人達の素晴らしい言葉を「お守り」として提示してくれる、まさにお守りになる一冊でした。 登場する本が読みたくなってしまった、、、(まんまと…???) ミシマ社さんの本にハマってます。 じんわり心に効く本ばかり。
近代史をベースにした読書の歴史、からの働き方論。 「本を読むこと」の社会的な位置付けの変化や、近現代の社会課題、とても密接で面白かった。 特に最終章は… 思い当たる節が多過ぎて… 就職支援に関わる立場だからこそ、 仕事に没頭しがちだからこそ、 今読めてよかったです。半身。
程よい毒舌がアクセントの、フィンランド愛が詰まったエッセイ。 日本との文化や常識の違いに戸惑いつつ 何だかんだ適応している様子や、 異国での子育てについても赤裸々に描かれていて、 まるで海外へ移住した友達のおしゃべりを聞いているような、心地よい感覚でした。 行ってみたーい…!
ありがとう、って言いたくなる絵本。 今しんどさや生きづらさを感じている人へ。 転職理由も「人間関係」の悩みがいつも上位に入ってる。 どんなに便利な時代になったって 人を傷つけるのも人を救うのも「人」なんだな。 些細なことですぐ凹むしうじうじ悩むけど それでも動き続けたいな。
ようやく読了…! ジブリ映画「君たちはどう生きるか」に影響を与えていると知って読み始めたものの積読気味に… 最初は苦戦したけど、中盤から一気に没入してしまった。 容赦ない、人間の醜いところをどんどん炙り出す感じ。文化的背景や宗教観みたいなものも感じられて読み応え抜群でした。
鳩サブレをもらったら読み返したくなり。 嬉しくて写真まで撮っちゃった。 鎌倉が舞台で、実在するお店やお寺がたくさん登場する作品。 小川糸さんの本は優しくてわかりやすい言葉で描かれていて、読み終わると甘やかで温かい気持ちになれる。 今回もとても穏やかな気持ちになれました☕️
こんなにも愛情を持って周りの人を見つめて、その人の素晴らしさを発信する。 黒柳徹子さんが「ゲストのことを丹念に調べる」のは有名だけど、その根幹には相手への深いリスペクトがある。豊かで深い愛情が育まれた幼少期が描かれていた。 今読めてよかった。 私も愛をさらけ出す人で在りたい。
世代ごとの違いには世相やら社会の構造の変化が大きく影響することが分かる。 自分が『常識』と思っていることは実はただの思い込みで、 立場や年齢、環境が変われば『常識』なんて曖昧で朧げだ。 拒絶するのではなく、 迎合するのではなく、 まずは互いの価値観を知ろうとする姿勢が大切。
飾らない文章、無理に背伸びせず、あるがままを穏やかに切り取る、素敵な書評エッセイ。 取り上げられている本に親しみを感じ、 自分が知っている本を紹介されていると嬉しくなる。 これはまさに、 「良い本屋さん」に出逢った時の感覚。 もっとじっくり読みたかった、かも。
仕事のしんどい面ばかり見ている自分に嫌気がさして辿り着いた本。 タイトル見て、今の自分の精神状態だと「こんなの綺麗事だ!とか反発しそうやな…」と懸念していましたが、素直に反省することができました。 反抗期終わります。 「遊んでるみたいに仕事する」モード全開で楽しむぞーッッ!🔥
おすすめしていただいて即買いに行った本。 エピソードや教訓ひとつひとつ、思い当たる節がたくさんある… きっと今読むべき本だったんだな… よく「自分を大切にしましょう」って言われるけど、この本でようやくその本質が分かった気がする。 年の瀬にこの本に出逢えてよかった。
今度Z世代についてお話しする機会があるので再読… Z世代の行動原理が分からない!と嘆くオトナだけじゃなく、Z世代自身もこういう文献読んでほしい。 自分たちを他世代がどう分析しているのか、ってシンプル面白いし、 ニガテと定義付けられていることを逆手に取ればすぐに武器になりそう😎
しんどい……とにかくしんどかった…… 自分の考えの浅ましさ、 マジョリティの残酷さ、 「正欲」の恐ろしさ… 重いテーマなのに惹きつけられ過ぎて、 一気に読んでしまった。 「自分の理解が及ばない世界がある」という事実を、ほんの少しだけでも学んだ…と思いたい。
過去を抱えた個性豊かな登場人物達。 どうか幸せになってほしいと思う人物もいれば、地獄に堕ちてしまえと思うくらい身勝手な人物もいた。 傷つけるのも、救うのも人間で、それが容赦なく描かれていた。 誰かの痛みに気付ける人間で在りたい。 そして、傷付いた人に寄り添える人間で在りたい。
周囲の人への感謝と愛とリスペクト、 そして「私の周りにはこんなに素敵な人がいるんだよ!」という悦びが溢れている素敵なエッセイでした。 そして同時に自分自身の弱い部分もさらけ出していて、しかもクスッと笑えて。 イモトさんって素敵な人だなぁと心から思いました。
じんわりと優しく許容してくれる、あたたかい短編集。 特に「月夜のアボカド」と「無用の人」というお話が響きました。 どちらも主人公が誰か特定の人へ対しての感情が変わっていく様が見事に描かれている。 原田マハさんの短編集、毎回タイトルの美しさに惚れ惚れしてしまう。
一体どうなるんだと読み進めたら、なんかもうすごい終わり方した。 って感じ。 引力がハンパなくて、移動中に読み始めたらあっという間に読み終わっていた。 どう語っても「間違っている」ような気がして、自分の感想が処理しきれない… タイトル含め、一言一句すべてが秀逸だった。
尾道に帰省中に読了。 作中に流れる瀬戸内の景色や風の匂いを感じながら没入しました。 後半はずっと泣きながら読んで、 大好きなじいちゃん、ばあちゃん達のことを考えてた。 亡くなった人に逢いたいなぁ、もっと話したかったなぁと思っていたけど、こんなに温かく「死」を描けるなんて。
とにかく美味しそうなフランス料理がたくさん出てくる日常ミステリシリーズ2作目。 境遇も立場も性別も身分も様々な、 いろんな人が登場します。 今回一番刺さったのは、 「人は自分で『自由じゃない』と思っているうちは、自由にはなれないんだよ」 という金言。 面白いのにハッとする…
前向きな気持ちになれる一冊。 どのシーンも映像が浮かんでくる、まるで映画を観ているような心地でした。 「善行がいちばんのストレス発散」というシーンに納得。 人から感謝してもらう場面って、いわゆる「自己肯定感」が爆上がりするよなぁと感じました。ありがたく受け取りたい。
ノウハウ本じゃなく、物語として読める哲学の本でした。 キーワードは対話。 「君たちはどう生きるか」を読んだ時と同じように、登場人物達を自分に置き換えながら没入しました。 この学びを、心の動きを、 私も未来の自分のために日記に残したい。 まずは10日間やってみよう!
学生時代に仲が良かった友達を思い出す。 私は仕事に全フリしてて夫に家事をしてもらっていて、 世間では少数派だと自覚しているので、 「対岸の彼女」がたくさんいる。 物事の優先順位や、 時間やお金の使い方。 「多様性」なんて言葉で簡単に片付けられない感情を味わいました。
古書店を譲り受けた(?)二人の女性が、自分の「これから」と向き合うお話。 年齢も立場も悩みも異なる二人の共通点は、本が好きで、亡くなった店主(それぞれにとっての兄・大叔父)が大好きだったこと。 人間味のある登場人物が愛おしい。 あとがきによると続編もあるようで、今から楽しみ!
「あいだで考える」シリーズにどハマりしている。 2冊目に読んだのは、ココロとカラダの間を考える「自分疲れ」 どちらも切り離せなくて、 でも何だか明確に違う気がする… それを「間」「グラデーション」と捉える考え方が面白かった。 自分の心と体の声にもっと耳を傾けようと思いました。
新幹線の車内で、あっという間に読了… 被害者と加害者のあいだの境界線を考える本。 会話形式で進むので、まるで自分も円に加わって話を聴いているような感覚でした。 難しく、答えのない問いを自分の言葉で形にしていく。 誰もが対話を実現できる場所、コミュニティを作りたい。
哲学を学びたいなぁと思って本屋さんを徘徊して出逢った本。 読んでいる時点で、 「これから何度も読み返す本だな」と確信しました。考えるヒントを与えてくれる本。 会話/議論/対話の違いが特に印象的でした。 もっと対話の時間を増やしたいなぁ。 シリーズ刊行、他の本も読みたい!
境遇もバラバラなママ達が、 「理想の保育園を作ろう!」と立ち上がるお話。 ドラマ化しそうなくらい、イキイキとした登場人物が映像で浮かんでくる小説でした。 自分が知らない世界を学べるから本は面白い。 子育てする全てのヒーロー達に、 もっともっと優しい世界になりますように。
喧騒から離れた穏やかなハワイひとり旅、 のはずが… 「このホテルの客は全員嘘をついている」 リピーターを受け入れないホテルで起きる奇妙な事件。 面白くて一気読みしました。 独りよがりで他人を値踏みする主人公…に、まっっったく感情移入できなくて、その感覚も含めて面白かった。
最近読んだ本たち(長文でまとめるの諦めた) 感じたことを自分なりにアウトプットする大切さを教えてくれる一冊。 「正解への辿り着き方」ではなく 「考え方」を学ぶのは面白い。 BEFORE/AFTER/BEYOND の振り返り方、 さっそくdot.のイベントでも取り入れました。
大好きなシリーズの最新刊、ようやく読めました。 まるで仲良しな友人家族を見ているような気持ち… 優しくて暖かくて、少しだけ寂しさが見え隠れする人間関係。全てを曝け出すんじゃなく、仲が良いからこそ互いの不可侵領域を尊重し合う。 最後の手紙は今の自分には特に響いたなぁ。
親しい人との別れの時「もっとしてあげられることがあったのでは」と誰もが思うのでしょう。 先月祖母が旅立った時に見つけた本です。 私自身はまだ介護の経験はありません。 ただ傍観していただけ。それでも、身内を介護する大変さを知りました。 誰も抱え込まず、穏やかでありますように。
大事件も、大改革もなく。 淡々としていて、じんわり暖かい。 少しキズを抱えた、やさしい人たちのお話でした。 登場人物にとっての事件ではなくて その少し後を描いた、 まさに表紙のような 嵐のあとの夕凪の海みたいな本でした。
フィンランド行ってみたいな〜〜と思って早5年、ついついフィンランド関係の本ばかり手にとっちゃう今日この頃。 街の空気感と、ひとり旅の中での心の動きや「考えごと」が素敵。 巻末のシナモンロール英会話が可愛くて、真似したくなりました。 のんびりひとり旅したいなぁ。
新米ツアーガイドのお話。 こーいう理不尽あるよね、こーいう嫌なお客さんいるよな、と主人公に共感したり一緒に憤ったり。 主人公がぶつかる大きな壁、 「好きなことを仕事にする」 これって永遠に議論できるテーマだな… ぜひ職場でも議論してみたい…と思う私は仕事脳ですね🧠
サイショーさん続刊も入手しました。 山場を越えて、ようやく本を読める時間がちょっとだけ帰ってきたかな。だいぶ疲れたから今週末で整えたいな。 と思いながら、続きから再開して読了。 相変わらず相談者に真正面から向き合っていて素敵でした。 受け止められる余白があってこそだなぁ。
新聞のお悩み相談の傑作選。 匿名掲示板みたいな生々しい悩みに対して、最相さんが真摯に・辛辣に向き合う姿勢が人気…という理由がよく分かりました。 相談に乗る時って、つい無難なこと言いがち。逆恨みされたくないし。 これだけ相談者へ愛を持って正面から向き合えるのってカッコイイなぁ。
座右の寓話、2冊目! 今作は「人生の道しるべになる」ということで… 老いや死生観が題材の寓話も多く、自分だったら…と考えさせられるテーマばかりでした。 「そういう視点もあるのか!」と気付けたり、何千年何百年と普遍的なテーマもあったり、読むたびに発見がある面白い本です。
旅の間も、旅を思い出す間も、ずーっと旅が続いている。 一人旅のときめきと、少しの寂しさが読んでて心地良かった。 片桐はいりさんが異国の地フィンランドでいろんな人と交流して奮闘してるのを思い浮かべたら… その画が微笑ましくて楽しくて、まるで映画を観ているような読み心地でした。
普段就活支援をやってるので 社会人視点と、就活アドバイザー視点どっちもで楽しみました。 ほんとそう!!確かに!の存続。 ヨシタケシンスケさんの絵本は 哲学的な主題でもスッと入ってくる分かりやすさと、ことばの優しさ、そしてユーモア。 表現が粋だな〜と感じます。かっこいい…!
坂木司さんのお仕事モノが大好きです。 中でも和菓子とアンシリーズはどれだけ調べ込んでるんだ…っていう情報量と、 でもあくまで主題は主人公の成長というバランス感が楽しい。 自己肯定感が低い、優しい主人公が 怯えながらもしっかり進んでいく姿が素敵。 そして毎回お腹空く…
古い洋館と恐らく欧風?な世界観と、 ジャパニーズホラーっぽいひんやり感。 薄気味悪くてでもなぜか美しい、 怖いのに読んじゃう本でした。 そして何だか大事な部分を読み落としているような、 それこそ人影が視界の端を動いているような、 そんな違和感をまだ感じている…
どうなっていくんや、、というハラハラ感と、登場人物それぞれが内包する捩れがリアル。 津村作品は日常に絶妙な違和感を混ぜるのがうまいと思ってたけど、 本当は「日常」も「家族」も普通なんて存在しないのかもしれない。 解説も面白かった。 寛容に、違いを面白がれるようになりたいな。
1巻読み返したら2巻も読みたくなるよね〜 温かくて優しくて、 日々の営みがキラキラしている素敵な本。 登場人物がみんな魅力的。 そしてごはんが美味しそうっっ 続きも読みたいな、早く文庫出ないかなと思ってたら近所の図書館にハード版があるみたいなので今度行ってみよう…!