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谷崎潤一郎の『お才と巳之介』を読む 化け物が現れた

もう來ようたあ思はなかつたが、いい椋鳥があるものさ。又一と儲け出來さうだから、前祝ひに一杯やつてあの娘の歸りをお待ちなさいよ。

山師の玄関に異ならず あるいはある末法の風景

痴人が餾釣りに行きやあしめえし、餌を食ふまで待つて居たんぢや、痺れを切らしてしまひますぜ

全く「薄野呂」の「甘酒野郎」に相違ない。

楠公子房も三舍を避ける謀略さの。いやえらいえらい。