毎日に連続性がない。お酒をのんで、思考をとめて、ふと目ざめて、心やからだに残っているぬくもりを材料にして、記憶を組み立てていく。目の前にある仕事をしている間も、僕は別の場所にいる。きみと話しているときだけが人間だったような気がする。文化的雪かきが生業の、とあるコピーロボットの憂鬱
《メモ》 良い文章を書くためには、霊感が必要だと思っている。ここでいう霊感は、オカルトで荒唐無稽なものではなくて、人間の集合意識にアクセスするキーみたいなもので、自我や煩悩から解放された状態になるための具体的なシステムのこと。『我(われ)思い、我を失うとき、誰(た)に通ずる』。