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メンタルを変えたいと思った時のシンプルな考え方

スポーツメンタルコーチ橋本(@hashimotoyuro)です。このnoteはスポーツメンタルコーチとして、さまざまな選手のサポートをする中で思考したことやメンタル観について書いています。

メンタルが強いという言葉が使われたりするけれども、「じゃあ、強いってどういうこと?」と改めて考えてみると、強い以外の言葉で表現しなければならなくなる。そうするだけで、目指すものの輪郭が見えてくることがあります。

例えば、
メンタルが強い=どんな状況でも動揺しない
ということなら、動揺しそうな状況を想定して、そうなった時の対処を準備をしておけばいい。自分が思う強いメンタルを具体的にできれば、そこに一歩近づくことができます。

そう考えると「強いメンタル」というものの中身は競技によっても違うでしょうし、さらにいえば選手一人一人異なっています。最後には、選手自らが自分の感覚でもって「そうか!こうやったらいいんだ!」という実感を得ることが大事です。

選手ひとりひとりに深く関わったサポートが大事なのは、こういった理由があるからこそ。私はここにメンタルという領域の面白みがあると思います。

メンタルは「持とう」としても…

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ただ
「強いメンタルを持っていればいいんだ」
「勝つためには絶対的な自信がなくちゃいけない」
そんな風に思い始めるのは少し待った方がいいかもしれません。

というのも例えば、自信が欲しい人ってどんな人だろうと考えて見るとわかりやすいかなと思います。きっと自信が欲しくてたまらない選手というのは「うまくいかないかもしれない」と不安に感じながらプレーしている選手で、逆を言えば自信を持てていない状態と言えます。

そういった強い思いは時として、理想の状態になれていない自分を必要以上に意識させることになります。なので「今自分にはないから強いメンタルが欲しい」「強いメンタルさえあればうまくいく」という考え方をしているなら要注意かもしれません。

メンタルというのは目に見えづらいものです。だからこそ「持つもの」ではないと思っておいた方がいいと思います。

小さな振る舞いの積み重ね

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強いメンタルを持ちたいという思いを否定するわけではありません。なぜならそれが一歩めだからです。ではどうすればいいのかというと、さらに一歩進むために「持つ」世界から一歩踏み込んで「行動」の世界に飛び込むことが大事になります。

もし強いメンタルをもった人ならどう振る舞うか?と考えて、できる小さなことからそれを実行していく。そうやって小さな成功を積み重ね続けた結果、後から振り返ると「あの選手はメンタル強かったな」ということになるのです。

私たちの脳の神経は使えば使うほど強化されます。それは考えや思いを行動として表に出すことによって、その通りの人間に変化していくということでもあります。メンタルがあるから行動できるのではなく、行動に伴ってメンタルが作られていくのです。

まずは、ほんの小さい一歩を踏み出しましょう。そしてそれができたらぜひ自分へのご褒美を用意してあげてください。明日以降の自分を創っていくのは、自分自身の行動ですよ。


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