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「助けて」が言えない息子から学ぶ、人に頼る力と自信の育て方
先日、幼稚園の先生と個人面談がありました。
どうやら息子は「手伝って」「助けて」がなかなか言えない子のようです。
お着替えのとき、カバンがいっぱいで閉まらないとき、誰にも助けを求めずに1人で格闘しているとのこと。
先生はその様子を見守ってくださっていて、息子が自分から声をかけるのを待ってくれている。
でも息子は、チラチラ先生を見ながらも黙々と1人で頑張ってるみたいです。
家での様子と母の反省
家では逆に「これやって!」とすぐ頼んでくることが多いんです。
きっとそれは、私がなんでもやってしまうからなんですよね。
たとえば、着替えの練習をさせたいと思っているのに、朝はバタバタで「時間がないから」と結局手を出してしまう。
息子が何も言わなくてもやってもらえる環境を私自身が作ってしまっていました。
「これじゃいけないな、気をつけなきゃ」と思ってはいたものの、今回の面談で、それが原因で息子が幼稚園で困っていると知って、かなり反省したんです。
自立と助けを求めるバランスを育てる
この面談の後、改めて息子には自分でできることは自分でやってもらおうと思いました。
それと同時に、「助けて」って言えば周りはちゃんと助けてくれること、
そして困っていることをどうやって伝えたらいいかを意識して教えていこうと思います。
具体的には、
・まずは見守る、自分でできたらしっかり褒める
・できないときは「手伝って」と言う練習をする
・ 一部を手伝って、残りを自分でやらせる
・最後には必ず「頑張ったね」と声をかける
この一連の流れを大切にして、少しずつ息子の成長を見守っていきたいなと思います。
人に頼れない理由はたくさんある
息子はめちゃくちゃ人見知りで、まだ気持ちを上手に伝えるのが難しい年齢でもあります。
ただ、これから成長するにつれて、「助けて」って言えない理由は変わってくると思うんですよね。
たとえば、
・自分でできないことが恥ずかしい
・間違えたらどうしようって不安になる
・「できない子」って思われたくない
こういう気持ちは、大人でも心当たりがあります。
そんなとき、親として大切なのは、その理由に合わせて子どもに寄り添う方法を変えていくことだと考えました。
たとえば、恥ずかしさからきているなら、「みんな最初はできないことがあるよ」って声をかけたり、できた部分を見つけて褒めてあげること。
不安を感じているなら、「ママも昔は同じだったよ」って共感してあげたり、一緒にやってみることで安心感を与えること。
他人の目が気になるなら、「誰かと比べなくても大丈夫だよ」って、自分のペースを大事にするように励ますこと。
その時々で理由は違うけど、大事なのは「助けを求めることは悪いことじゃない」って安心してもらうことなんですよね。
子どもが自分の気持ちに気づける環境を作ることで、少しずつ頼ることも自然にできるようになるんじゃないかなと思っています。
私自身の気づきと息子への願い
実は私自身も、「困った」を素直に言えず、1人で抱え込んでしまうことが多かったんです。
人見知りもあったし、完璧主義で弱音を吐くのが苦手な子どもでした。
だからこそ、息子には素直に「助けて」って言える強さを持ってほしい。
また、認められたい気持ちが強すぎると、どうしても他人の評価ばかり気にしてしまうものです。
だからこそ、息子には結果だけじゃなくて過程を大切にすることを教えていきたいなと思っています。
「できたね!」という結果だけを褒めるのではなく、
「ここまで頑張ったね」といった風に、取り組む姿勢や努力をしっかりと言葉にして伝えていきたいです。
私自身、この歳になるまで自己肯定感が低いまま生きてきたけれど、ようやく最近になって、過程を認めることの大切さに気づくことができました。
今度は息子の自己肯定感を育てていくために、改めて意識したいと思います。
最後に
子どもが自分の気持ちを言葉にするのは、簡単なことではありません。
だからこそ、親も悩むんですよね。
「どう声をかけたらいいんだろ?」
「助けすぎても良くないよね?」
「ちゃんと成長できてるんかな?」
毎日いろんな場面で迷ったり、反省したり。
でもきっとそれは、子どもの成長に寄り添おうとしているからこその悩みなんだと思います。
子どもが自分の気持ちを表現できるようになるまでにはきっと時間がかかる。
そもそも大人だって難しいですもんね。
でもその過程こそが、親子で一緒に成長していける時間なんだろうなと思いました。
息子が少しずつでも「助けて」や「できた!」を伝えられるようになる日を楽しみに、これからも寄り添っていきたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました😊
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