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柔らかさ


私は中高生の頃ガラケーを所持していて、
キッズ携帯だったけれど、「ℹ️モード(懐かしい人は懐かしいですね。)」を駆使して月額300円ほどで
様々なサイトに会員登録をして、色んな情報を毎日のように未漁っていた。
その中の一つが、『健康美人』というサイトだった。
というか、今もあると思う。

その中では主に女性の悩みや美容、ダイエット、そしてカウンセリングなんかも取り扱っていた。

あ、申し遅れましたが、私はカウンセラーになりたくて心理学を専攻していたり、今も専門的な知識を更に身につけるべく、邁進している。(さぼってばかり)

私がカウンセラーになりたいと思っているきっかけの一つが、そのサイト内で会員の様々な女性の悩み相談に乗っているカウンセラーさんの言葉遣いがとてつもなく好きだったからだ。
生きているのはまあまあしんどい。
なんか、人生の縮図が「仕事」って感じで、人生も特段楽しいかと言われると、言葉に詰まってしまう。
それに、出会う人々は言葉に棘がある人もいるし、
さまざまな局面で、事実かどうかはともかく、
「あぁ、現実って厳しいんだな」と思わされる。

基本的に放っておくと、血圧計みたいに、
心がきゅーーっと縛られていくのを感じる。
色んな価値観や「こうしなければならない、」、
これじゃあダメだ。って。どんどん何かが狭まっていく感じ。真面目に歯を食いしばって力が入った状態で生きている。

また誰かに悩みを相談してもその人の価値観で、
「それはこうした方がいいよ!」とか裁いてくる。
そうすると、疲れてくるんだよね。どんどん。

だけどね、カウンセラーさんは確かに具体的な解決策を必ずしも言ってくれるとは限らない。(解決策を求めている人はカウンセリングを受けてもがっかりすることも多い)
しかし、その柔らかさよ。

決して否定はしない。
あなたはこういう風に思うんだね。
とってもつらかったんですね。

別に事務的でもなく、社交辞令とかそういうふうにも感じさせず、なんだかパステルカラーの柔らかいふんわりした優しさに包まれる感じ。
心の中がぱっつぱっつできっつきつになっていたとしても、カウンセラーさんのそのmoodに良い意味で巻き込まれて、もう少し、心に余白を持ってもいいんだ、案外現実ってもっと柔らかく捉えてもいいのかもね。なんて思えてくる。

深刻さがなくなるというかな。

だから、もちろんカウンセラーさんに時折頼るのもとってもいいと思うし、それが叶わないなら
自分の中でそっと陽だまりのように心地良い暖かさを灯せるといいのになと思う今日この頃です。

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