332.本当に重要な2割と取るに足らない些末な8割「パレートの法則」を仕事に活かす
作業に追われているように感じる一週間でした。
仕事は性質上永遠に終わることはありませんが、それにしても追われるより追う仕事をしたいものです。
書き出してみると、そんなに莫大な数だとは感じないのですが、どうにも実際にやっているとあれやこれや対応、確認祭りで、なかなか物事が前進しないことがありました。
ありましたというか今もその真っ最中ですが。
架空の仕事量に溺れてしまいそうです。
さて、こういうときにはどうすればいいのでしょうか。
どのように解釈し、どう前進させてばいいのでしょうか。
一つ、大切な考え方があります。
ふと先輩から言葉をいただいたときに思い出したものです。
「パレートの法則」というのをご存知でしょうか。
実は本当に大切なことは全体の2割
「パレートの法則」は「80:20の法則」とも呼ばれています。
「売上げの8割は2割の社員に依存する」といった傾向を指す法則ですが、あらゆる場面でこれらの見方は適用できるかと思います。
組織だけではなく、自身の仕事についても同じことが言えるのではないでしょうか。
例えば、今やっている仕事を洗い出してみます。
前述した対応や確認祭りといった仕事も、もちろん大切ではあります。
疎かにするようなものは一つもありませんが、優先順位や取り掛かるスピード感を知るのには非常に参考になるかもしれません。
例えば、新規開拓につながる業務。
これは売上に直接つながる仕事なので大切ですよね。
急務の対応をしたり、確認作業をしたりしても売上は上がりません。
他にも、売上に直結する急ぎでの確認事項。
これも優先度が高い業務です。
主に仕事の重要な2割というのは、売上につながる仕事が多いかと思います。
その2割を見極めること。
そもそも重要な2割があるという認識。
ここから業務の選択と集中は始まるのではないでしょうか。
取るに足らない8割は本当に些末なのか
8割はどうでもいいという認識もまた極端なので、そうとは限らないケースがほとんどだと思います。
ただ、人生の時間は有限なのですべてを死物狂いで取り組むほどの物理的な時間はそもそもありません。
延々と残業をしても、また次の朝には仕事があるような世界なのです。
選択と集中という言葉を先程用いましたが、まさに何に集中するかで成果が変わるのは間違いありません。
集中するものを決めるということは、優先順位を付けたということで、何かが優先順位の一位で、何かが二位になっているのです。
すべてを並列でできるほどの脳と時間があればいいのですが、生憎僕もそういった力は持っていません。
取るに足らない、という思いを持つこともまた、成果を出すという観点からすると大切な思いだとも思います。
そういう意味で、「パレートの法則」は単に2割を頑張ろうということだけでなく、8割を取るに足らないと思う勇気も時には必要であるということを、今後の自分の業務でも大事にしていきます。
追われるのではなく、追う仕事を。
少しでも生産性の上がる仕事になりますように。