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MIHO MUSEUM

MIHO MUSEUM

駅からローカルバスで50分、山道を登って行く。
右手には川が流れていて、途中この前の台風で崩れたのか、
片側の道がなくなっていた。そんな、山の中にある美術館。

ルイ・ヴィトンのショーの映像で見たりして、行きたいと思っていた
美術館。森の中に、唐突に現れる直線的な橋。
ショーでは橋がランウェイになっていて、特別に手を加えなくても
素晴らしい演出になっていた。

あいにくの曇り空。てくてくと上ってい

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堂島リバーフォーラム

堂島リバーフォーラム

堂島リバーフォーラム開館10周年特別企画
千住 博 & チームラボ コラボレーション展「水」

ひんやりとした空気と、ふわふわと揺れる風と、繰り返される波のような音楽。

ぼんやり、滝と海とを同時に眺めているきぶん。

ビーズクッション持ってきて、いちにちごろごろしてたかった。

松本市美術館

松本市美術館

旅の目的地が美術館であることが多くて、今回もご多分にもれずに
そして今回はこの展覧会のために、はるばると電車を乗り継ぎ山を越え
川を越えやってきた。

「草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて」

建物の前を通るなり、目が釘付けになる。
毒々しい華がこっちを見ている。
そしてガラス張りの建物には、無数の赤い水玉が張り付いている。

繊細な日本画や、暗く宇宙へつながるようなコラ

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佐川美術館

佐川美術館

前々から行きたいと思っていたけれど、アクセスの悪さからためらっていた佐川美術館。とうとう、の訪問。

電車で琵琶湖の賑やかさ(釣りとか、ウィンドサーフィンとか、湖面を突っ切るボートとか)にときめきながら、1時間に1本しか来ないバスにやきもきしながら、到着。バスで渡る琵琶湖大橋、ひとりわくわくしていたけれど、住んでいる人には当たり前の光景なんだな。ゆたゆたと揺れる湖を観ながら暮らす毎日ってどんな感じ

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京都文化博物館・櫻谷文庫

京都文化博物館・櫻谷文庫

木島櫻谷の世界・秋の公開

京都生まれの日本画家、木島櫻谷さんの展覧会とお住まいの特別公開。
日本画、というと骨董とか鑑定団とかのイメージが強くて、あまり馴染みがないものだったのに、櫻谷さんのおかげでぐっと距離が近くなった。

櫻谷さんは、動物を描くために足繁く京都市動物園に通い、年間パスまで送られているほどの人物。山奥とか、一日縁側で過ごし、一瞬で描き上げる、みたいな仙人みたいな人ではないらしい

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Bunkamura ザ・ミュージアム

Bunkamura ザ・ミュージアム

オットー・ネーベル展 シャガール、カンディンスキー、クレーの時代

オットー・ネーベルさん。実は存じ上げなくて、クレーやカンディンスキーの名前にひかれていそいそと出かけていった。結果、正解。

有名な作品がきてますよ、とか、この人はこんなにすごい人なんですよ、みないな文言がなくて、押し付けがましくなくてバランスがとれていたし、展示の流れとしてストーリー性を見て取れたのが、展覧会に携わる方達のこころ

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京都国立博物館

京都国立博物館

巷で噂になっていた国宝展。テーマパークみたいな列。老若男女、幅広い来館者。「国宝」ブランドの威力たるや。

建物自体もなかなかよくできていて、一目で「ここには、すごいものが、じゅうぶんな管理のもとで、取り扱われているんだな」ということが理解できる場所。

個人的には、一階の立像が暗い照明に浮かび上がる感じが好き。お寺で観るのと違って、ありがたい気持ちがありながらも、中立的なこころで像の美しさを

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東京都庭園美術館

東京都庭園美術館

”装飾は流転する 「今」と向きあう7つの方法”

展覧会紹介のウェブサイトを見ていたら、リニューアルオープンとのこと、そしてwrittenafterwardsのお洋服(洋服と呼ぶにはちょっとインパクトが強すぎるかも)が展示されているということで訪問。

山手線の駅からちょっと歩いただけで、これだけゆとりのある空間に出会えるなんて、東京は意外と豊かなこころを持っている。

思い返してみると、前回ここ

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