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東京都庭園美術館

”装飾は流転する 「今」と向きあう7つの方法”

展覧会紹介のウェブサイトを見ていたら、リニューアルオープンとのこと、そしてwrittenafterwardsのお洋服(洋服と呼ぶにはちょっとインパクトが強すぎるかも)が展示されているということで訪問。

山手線の駅からちょっと歩いただけで、これだけゆとりのある空間に出会えるなんて、東京は意外と豊かなこころを持っている。

思い返してみると、前回ここにきたのは2009年の”スティッチ・バイ・スティッチ 針と糸で描くわたし”という展覧会。好きだったので、手元に図録が残っていて、時々ぱらぱら見返したりしている。

今回の展示は、「装飾」というだけあって、細やかな作業を施した作品がほとんどで、でも現代のものだからかガラスケースに入れられることもなく、間近で鑑賞できるものがほとんどだった。窓も大きくて、そとからの明かりがさんさんと注いでいて、過去にそこに住んでいた人の気配が美術館の中にうっすらと漂って、彼らが私たちにそれらを個人的に披露してくれているような気持ちになった。

アール・デコ様式の建物の中で美術鑑賞をするという行為はやっぱり素晴らしくて、美しい空間で、美しきものを観るという「体験」ができる空間が存在するということを日々のなかで思い出すことが、前向きに生きるための糧になったりするんだよな。

おまけ、しかしながら貴重な体験、                  ここで食べたランチのスープが、オリーブや豆がたくさん入っていておいしかった。ケーキも芸術品みたいに美しかったから、次回は春にテラスでケーキを。                               見知らぬ女性に、「やっとオープンしましたね。」と声をかけられた。職員と間違えられたのかな。反射的に「そうですね。」と返答していたけれど、彼女の期待に応えられたかな。




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