はるはあけぼの

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旧満州の歴史博物館を巡りました。

はじめに2月末に中国を旅行して、そのなかで東三省、かつて満州と呼ばれていた地域に1週間ほど滞在した。 旧満州は近代日本の歩みを語る上では不可欠な地域だ。すなわち、日本の運命の歯車を狂わせることになった原点がここ満州なのである。そこにはある種のロマンと、それを上回る負の歴史が詰まっているわけだが、それらを少しでも感じることができたらという期待を胸に、旅行をしながら各地の歴史資料館・博物館を巡った。この記事では、そのときに感じたこと、考えたことをまとめてみたい。 訪れた博物館一

    • 映画レビュー2023

      今年はTOHOのシネマイレージ会員になり、劇場でそこそこ映画を観た一年でした。観た映画に点数をつけて、感想をつらつらと書いていきたいと思います。 評価一覧 まず、一覧はこちらです。 今年は個人的に「怪物」と「ラーゲリ」の二強でした。そこに「首」が割って入れるか入れないか、くらいです(「ナポレオン」と「PERFECT DAYS」はまだ観れていないのですが…)。 それでは、一つひとつの感想を言っていきたいと思います!ぜひ最後までお読みください。 S評価(歴史に名を残す傑作

      • ap bank fes '23のセトリ徹底予想

        はじめにこんにちは! ミスチルファン歴十数年の私が、願望等は一切抜きでap bank fes '23のセットリストを予想します。 前回の「半世紀へのエントランス」ツアーのときもセットリスト予想記事を書いてそこそこいい線を突いていた(前回記事は以下参照)ので、今回も当てにいきたいと思います。 apのセトリの特徴と予想のポイントまずは05年以降のapの全セットリストを確認してみましょう(本記事一番下に全て記載)。これを見ると、3年間の中断を挟んだ16年以降、セットリストのテイス

        • 【ミスチル】 「半世紀へのエントランス」 セットリストを徹底予想!!

          はじめにこんにちは。今回は、もうすぐミスチルファン歴10年になりそうなこの私が、来たる30周年記念ツアー「半世紀へのエントランス」のセットリストを根拠とともにガチ予想します。願望は極力排除して、25曲のなかから何曲的中するか?というチャレンジです。一緒にライブに行く友人とどちらがより多く的中するかお金を賭けているので、まさに本気の予想となっております。コアなファンの方も、知り合いに誘われたから行ってみるか!くらいのノリの方も楽しめる内容となっていますので、ぜひご一読ください。

          Mr.Childrenニューアルバム『SOUNDTRACKS』感想とレビュー

          こんばんは!! 2020年の終わりまで1時間を切っていますが、ミスチルのニューアルバムの感想を書きましたのでご覧ください!アルバム全体の特徴→各曲レビューの順です。 アルバムの特徴大きく3点あると思います。 その1 音の立体感 兎にも角にも、まずはこれでしょう。今回ミスチルは、『Q』以来20年ぶりの海外レコーディング(ロンドン・LA)を行いました。この発案者がギターの田原さんだったことから、セルフプロデュース以降、バンド全員で試行錯誤しているんだなって思いましたね。

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          ミスチルの「韻」の数々 (前編)

          はじめにミスチル公式が25周年ライブの映像をyoutubeにアップしてくれたということで、やっぱミスチルいいなと感じました(こなみ)。そこで(そこでというよりかは単純に文章書きたい欲が湧いてきただけなんですが)今回は、ミスチルのお家芸ともいえる「韻踏み」について、そのすごさをまとめてみました。とはいっても、調べ始めたらかなりの量があったので、前後編に分けて、前編はシングル曲、後編はアルバム曲を載せることにしました。並びは時代順です。それではどうぞ。 CROSS ROAD(1

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          「不自由展」を巡る問題を考える

           こんにちは。初めてのnote投稿になります。大学のゼミみたいなものでちょっとした論考を書いたのですが、せっかくなのでnoteでも投下しようかなと思い、アレンジしたものを以下にアップしました。「表現の不自由展・その後」を巡る問題についてです。昨日、大村氏と津田氏がお互いを批判している記事が出されるなど、まだまだこの問題は収束しそうにありません。拙い文章ですが、最後まで読んでいただければ幸いです。それでは早速どうぞ。 1. 「不自由展」騒動の概要①「あいちトリエンナーレ」(以

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