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【ミスチル】 「半世紀へのエントランス」 セットリストを徹底予想!!

はじめに

こんにちは。今回は、もうすぐミスチルファン歴10年になりそうなこの私が、来たる30周年記念ツアー「半世紀へのエントランス」のセットリストを根拠とともにガチ予想します。願望は極力排除して、25曲のなかから何曲的中するか?というチャレンジです。一緒にライブに行く友人とどちらがより多く的中するかお金を賭けているので、まさに本気の予想となっております。コアなファンの方も、知り合いに誘われたから行ってみるか!くらいのノリの方も楽しめる内容となっていますので、ぜひご一読ください。

いきなりセトリ予想

私が本気で選んだ25曲はずばりこちらです!

1. Tomorrow never knows
2. 箒星
3. youthful days
<MC>
4. 彩り
5. 君が好き
6. Everything (It's you)
<MC>
7. Birthday
8. 終わりなき旅
9. LOVE
10. Printing 〜 Dance Dance Dance
11. 【es】~Theme of es~
12. Documentary film
<MC>
13. The song of praise
14. 口笛
15. ひびき
16. 足音 ~Be Strong
17. ニシエヒガシエ
18. innocent world
19. Overture 〜 蘇生

20. Your Song
21. Brand new planet
<MC>
En1. Simple
En2. 星になれたら
En3. エソラ 
<MC>
En4. 永遠

あと5曲選べるとしたら: つよがり、星になれたら、CROSS ROAD、REPLAY、others

予想のポイント

予想するにあたり、軸となるポイントを五つ挙げます。
(1) 定番曲は?
(2) レア曲は?
(3) ドームで演奏されそうな曲は?
(4) 直近のミスチルの「マイブーム」は?
(5) このご時世だからこそ…?

ポイント(1) 定番曲は?

これに関しては説明不要でしょう。後ろに掲載されている予想のSないしA+にランクインしている曲がこれです。アニバーサリーツアーなので、ある程度「王道」の曲を多く演奏することが予想されます。

ポイント(2) レア曲は?

今度は(1)の逆です。今回のツアーで久しぶりに演奏される曲も必ずあるはず。そこで、過去の周年記念ツアーで久しぶりに演奏(ないし映像化)されたものをリストアップしてみました。すると、6年〜10年ほど間隔を空けて演奏されたのが各3曲前後、それより長い間隔を空けて演奏された曲が各2〜3曲あることが分かりました(リストはnoteの最後に(注)を付しているのでそちらを参照のこと)。

これを踏まえ、今回演奏されるレア曲はこれくらいあるだろうということで、以下の曲を候補に入れました。それぞれの曲を選出した根拠は後ほど述べます。

・彩り(6年ぶり)
・口笛(6年ぶり)
・Everything (It's you)(7年ぶり)
・箒星(10年ぶり※)
・youthful days(10年ぶり※)
・君が好き(11年ぶり※)
・【es】~Theme of es~(11年ぶり)
・ひびき(15年ぶり)

(注)※は「サンギビ25」でドーム公演のみ演奏(映像化されず)。

ポイント(3) ドームで演奏されそうな曲は?

これ地味に大切なポイントな気がします。ドーム・スタジアムという大規模な会場でやるのには適さなそうな曲ってありますからね。また、それだけではなく、ドームとスタジアムの違いにも留意する必要はあると考えています。「サンギビ25」では、ドームとスタジアムでセットリストがやや大きく変更されているんですよね。今回もおそらく夏以降、コロナの状況によってはスタジアム公演が追加されると思うので、ドームのみ演奏パターンは数曲あるはず。というわけで、ここはなんとなく考慮に入れて予想を立てました。

ポイント(4) 直近のミスチルの「マイブーム」は?

ミスチルのなかで"マイブーム"の曲は数年続けて演奏される傾向にあります。例えば、くるみ・CANDY(『ヒカリノアトリエ』収録の Studio Liveバージョン→ 「Hall Tour 2016 虹」)やランニングハイ(「Hall Tour 2016 虹」→ 「サンギビ25」)などがそれに該当します。というわけで、この法則に従って「箒星」「君が好き」はセトリ予想に加えました(後述)。

また、最近のトレンドは?というところでもう一つ、最新アルバム「SOUNDTRACKS」の収録曲をどれくらい披露するかという問題があります。同アルバムのツアーはコロナ禍の影響で開催されておらず、収録曲は一昨年の年末にテレビで数度披露されただけです。かといって今回多く演奏されるかと問われると、そうではないのではないかと思います。周年記念ですし、ある程度ライトなファン層のことも考慮に入れているはず。そうなると、演奏したくても押し出される曲は何曲かあるのではないでしょうか。

ポイント(5) このご時世だからこそ…?

コロナ禍という世相を反映した曲は確実に演奏されるのではないでしょうか。そういうわけで、「彩り」「【es】」「The song of praise」といった曲をリストアップしました。

さらに、ウクライナとロシアの全面戦争という情勢も考慮し、平和を祈る曲ないし反戦歌を披露すると思っています(3/1追記)。

また、今回のツアーではおそらく観客が声出しすることは不可能です。そうなると、例えば「海にて、心は裸になりたがる」や「幻聴」のように、コール&レスポンスを前提として作られている楽曲は演奏されにくいのではないかと思います。ですので、ある程度ミスチル側で完結しそうな曲を選ぶということを今回は意識しました。

1曲目はこれだ!

さて、次はツアーの「顔」とも言える1曲目の予想を立てていきます。前回の「サンギビ25」では、4年ぶりの演奏となるしかもアルバム曲の「CENTER OF UNIVERSE」からスタートし、観客を大いに驚かせました。今回は何から始まるのでしょうか。

予想を立てるにあたり、これまでのツアーで1曲目に演奏された曲は外しました。「終わりなき旅」とかなくはなさそうな気もするんですけどね、、、。

本命: Tomorrow never knows

1曲目がバチバチに盛り上がる曲かと言われれば、意外と1曲目はセーブしつつ2曲目で爆発するパターンが多いのがミスチル。「サンギビ25」「CENTER OF UNIVERSE→ シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜」の流れがまさにそうです。というわけで、本命はその傾向に合わせて、かつ有名な曲であるこの曲を選びました。このご時世にもぴったりな曲ですしね。

ただこの予想の難点は、昨年のB'zとの対バンライブの1曲目もこれだったことです。それを踏まえて被らないようにしてくるのか、、、。分かりません。そこで、本命予想を「innocent world」に変えようとしたのですが、1曲目にこれを持っていくのはさすがに気が引けたのでやめておきます。面白いとも思いましたが、この手の曲は場が暖まってきてから持ってきたほうがより輝く気がするので。

対抗: 足音 ~Be Strong

1曲目にしては盛り上がらなさすぎるのではないかということで本命ではないです。桜井さんが魂を削りながらギターをかき鳴らして演奏する、こういった玄人好みな始まりは普通のツアーならあり得るんですが(「SENSE」ツアーの「NOT FOUND」や会員限定ライブの「Everything (It's you)」など)、周年記念というライト層も来そうなツアーでやるのかという話です。 「HOME" TOUR 2007 -in the field-」では「彩り」、「TOUR POPSAURUS 2012」では「エソラ」スタートだったという過去があり、やはりそれなりに盛り上がるメジャーな曲から始まるのではないでしょうか。

そう言うと「サンギビ25」では「CENTER OF UNIVERSE」スタートだったじゃないか!と思う人もいるかもしれません。しかし、これはややマイナーではありながらもライブでは定番の盛り上がる系の曲なので、「足音」とは似てるけどどこか違うような気がします。いろいろ書いてみましたがまとめると、「足音」はセルフプロデュース第1弾という、メンバーにとっては思い入れの強い曲。後で説明するように、ラストの曲は「永遠」だと思うので、コバタケから離れたミスチルが再び30周年でコバタケとタッグを組む、というストーリーを描くことができる「足音」スタートも、可能性としてはあるのかなと感じています。

大穴: Birthday

「Tomorrow never knows」で述べた傾向にある程度マッチしそう(桜井さんがアコギを弾いた後、2曲目でマイクを持って走り回る姿が目に浮かぶ)+周年記念にタイトルがぴったりということでこれを選曲。 「HOME -in the field-」では「彩り」スタートだったので、最新アルバムからのチョイスもあるのかなと思案しました。

本編最後・En1曲目・En最後の予想

続いて、1曲目以外の端っこの曲の予想です。いやぁ、これは正直よくわからないです(匙を投げる)。しっとり系の曲で終えるパターンもあれば、盛り上がってそのまま終わるパターンもあります。読めません。

本編最後: Brand new planet

「Documentary film」と迷いましたがこれで。「Brand new planet」は本編最後、もしくはアンコールで演奏されそう感が個人的にはものすごくあります。

アンコール1曲目: Simple

ファンとの絆を確認するような曲がアンコール1曲目なのかなと思いました。「ポプザ2012」では「ラララ」スタートで、これを参考にしました。こういう落ち着いたスタートも久しぶりにあるのかなと。「口笛」と迷った結果こっちです。

アンコール最後: 永遠

これは過去の傾向に従えばほぼ確定です。〆は新曲というパターンです。「Home -in the field-」では「旅立ちの唄」、「ポプザ2012」では「祈り ~涙の軌道」が演奏された実績があります。
「半世紀へのエントランス」というタイトルのツアーで最後に「永遠」という曲が演奏されると思うと妙に感動しますね。

全曲ひとこと解説つき予想ランキング

ここでは演奏される可能性が高い順に、S・A+・A・A-・B・C・Dと7段階に分けたうえで、先ほど予想した全曲に対し、選んだ理由の説明をしていきたいと思います。

ランクS

ドのつく定番。説明不要のほぼ100%歌うと断言できる曲。SOUNDTRACKS収録の新曲2曲もここに入れました。

【一覧】
・innocent world
・Tomorrow never knows
・終わりなき旅
・Documentary film
・Brand new planet
・永遠

innocent world
9年ぶりに原キーで演奏してほしいですが、もうないですかねぇ。

Tomorrow never knows
定番ですが、「ポプザ2012」ではまさかの外れていました。ド定番のなかでも「これが演奏されないのか」という曲が1,2曲あることは十分考えられます。
ちなみに今回の私の予想では「名もなき詩」を外しました。これも定番といえば定番なのですが、意外にも「ポプザ2012」や「ブラオレ」、「未完」ツアーでは演奏されていません。一方で直近の「サンギビ25」や「Against All GRAVITY」ツアーでは続けて披露され、特に後者では1番が印象的なアレンジで演奏されたため、今回は一旦外れるかなという見立てです。

終わりなき旅
そろそろ1番弾き語りバージョン(「未完」ツアー以来)もあるかなと勝手に思っています。

Documentary film
「SOUNDTRACKS」発売時にあれだけ本人たちも運営側も推していた曲ですから、ほぼ確実に演奏されるでしょう。


Brand new planet
同上。この2曲は生演奏だとギターのエフェクト(浮遊感があるやつ)をどの程度再現できるのかな、というのが個人的にはかなり気になっています。

永遠
先ほど説明した通りです。

ランクA+

限りなくSに近いですが、日和ってワンランク下げた曲たちです。

【一覧】
・エソラ
・足音 ~Be Strong
・Dance Dance Dance
・Overture〜蘇生

エソラ
ほぼ毎回演奏される定番曲。ただ「重力と呼吸」関連のツアーではまさかの選外でした。今回ももしかしたら外れるかもしれませんが、95%以上の確率で入るでしょう。

足音 ~Be Strong
「重力と呼吸」関連のツアーでは歌われていませんが、リリース以降大抵セトリに入っています。1曲目予想で書いた通り、初めてのセルフプロデュースという重要な曲です。今後のミスチルのライブにおいては、第二の「終わりなき旅」的な位置づけになっていくでしょう。

Dance Dance Dance
「ポプザ2001」「HOME -in the field-」「ポプザ2012」「DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25」と、周年記念ツアーの全てで演奏されている曲。よほど傾向を外さなければ演奏されるでしょう。

Overture〜蘇生
1曲目もあるかと思いましたが、「SENSE」ツアーで既出でした。これも傾向通りなら外れない、、、はず。

ランクA

SやA+ほど毎回歌われるような曲ではないですが、歌う可能性が非常に高い曲。そこそこの定番もあれば、30周年だからこそ歌いそうな曲もあれば…という選曲です。

【一覧】
・Everything (It's you)
・口笛
・彩り

Everything (It's you)
B'zとの対バンで演奏されたこと、節目で演奏されそうということでA+評価です。ちなみにこの曲は稲葉松本のカバーが本家を軽く越えてました。

口笛
「ファンクラブ会員に聞いたライブで聴きたい曲」ランキングの堂々1位。B'zとの対バンでも歌っており、今回もおそらく演奏されると思います。ちなみにそのときは、演奏後に桜井さんが「つながれた気がするよ〜〜〜」と言っていたのですが、言い方がめちゃくちゃ胡散臭かったです(笑)。もちろん、それはそれで良いんですけどね。

彩り
こんなご時世だからこそ演奏されると踏みました。コロナ禍でライブができなかったからこそ、3年ぶりの単独ツアーで「ただいま」。25周年ライブの「GIFT」枠が今回はこれなのではないかと予想します。「GIFT」は前回の印象が強すぎたので外したんですよね。

ランクA-

SやA+ほど自信はないですが、演奏される可能性が依然高い曲です。

【一覧】
・箒星
・ニシエヒガシエ
・youthful days
・Simple
・Birthday

箒星
ポイント(4)の「マイブームは演奏される」法則に該当するのがこれです。箒星は昨年のクリスマスイブに公開された「誰も得しないラジオ(仮) Special」で披露されています。また、直近の周年記念「サンギビ」では、ドームツアー限定でこの曲が披露されました。「シーソーゲーム」同様、本人たちが年齢不相応と感じてあまり演奏したくないのかもしれません。ツアーでは「ポプザ2012」以来の映像化に期待です。

ニシエヒガシエ
ドーム・スタジアム規模のツアーでは常連曲です。

youthful days
「サンギビ25」ではドーム限定の披露で映像化はされませんでした。ap bank fes '18では桜井がアコギを弾きながら演奏。「ポプザ2012」では全公演で演奏されており、こちらも箒星同様、10年ぶりの映像化が期待されます。

Simple
「半世紀へのエントランス」なので「10年先も20年先も」という歌詞はぴったりですね。やるとしたら「SUPERMARKET FANTASY」ツアーのようにバンドの演奏でやってほしいです。
ちなみに、周年記念限定でもう一つ定番の「1999年、夏、沖縄」は「サンギビ25」で間奏に桜井さんの語りが入るほどの熱の入れようだったので、今回は予想から外しました。

Birthday
タイトル的に逆にそれっぽすぎて、当初はどうもしっくりこなくて予想から外していたんですが、逆張りしてもなぁと考え直し、A-評価にしておきました。なんなら5月10日の東京公演限定で、なんて可能性の方が高いのではないかとも考えていますが、外すとダメージが大きいので無難に入れておきます。

ランクB

【一覧】
・君が好き

君が好き
箒星と同理由です。
歌詞をよく見ると、実はこの曲は不倫をテーマにしていることが分かります。同じような曲だと一番新しいもので「others」があります。こちらも演奏されるのではないかと考えましたが、25曲のなかには収まらなかったので外しました。30曲だったら入れていたと思います。
ちなみに、バラード枠だと本来は「Sign」は定番中の定番だと思うのですが、直近の「サンギビ25」や「AAG」ツアーで演奏されていたので今回は予想から外しました。同じバラード系の曲を3ツアー連続でやることはどうやらあまりないというのが、調べていて大まかな傾向としてある気がしました。


ランクC

さあ、ここらへんから一気に怪しくなってきます。残すところあと4曲、いよいよ難しいです。「当たったらコアファンを名乗れるな、嬉しいな」という曲たちです。レア曲が多くなってくるのでライブ映像がないのも多いですがご容赦ください。

【一覧】
・【es】~Theme of es~
・LOVE
・Your Song

【es】~Theme of es~
「何が起きても変じゃない そんな時代さ 覚悟はできてる」。サプライズで演奏される枠の筆頭候補です。演奏されれば「SENSE」ツアー以来、11年ぶりとなります。硬派な曲でのサプライズ枠といえば、「I'll be」「es」のどれかは今回演奏されるのではないかと思いますが、「I'll be」はスタジアム限定の披露とかになりそうな予感(ap bank fesの印象が強い)がしたので、今回は「es」を予想に入れました。
とはいえ、こんな分かりやすい曲を果たして本当にセトリに入れてくるでしょうか。当たったら苦労しないんですけどね、、、。

LOVE
「Replay」「CROSS ROAD」と迷った末、直感で選びました。「ポプザ2001」で演奏された後は、10年ほど間隔を空けて「ポプザ2012」で演奏されました。アルバム曲でありながらファン人気の高い、ミスチルの初期らしいラブソングであり、こういうアニバーサリーツアーでしかやらなさそうということで。「そういう曲枠」での選出です。この他だと「Replay」や「デルモ」、「CHILDREN'S WORLD」、「君がいた夏」、「思春期の夏 ~君との恋が今も牧場に~」など、近年のミスチルはドーム・スタジアム級のライブだと初期ソングを1,2曲は歌う傾向にありますが、今回は何を披露してくれるのでしょうか。

Your Song
当初は予想に加えていなかったのですが、ミスチルの皆さんが結構大事にしていそうな曲なので一転、C評価です。「重力と呼吸」ツアーでは「幻聴」を演奏していたように、一個前のアルバムのなかからライブ映えする曲を演奏するパターンはあるかなと思いました。

ランクZ

当たったらめちゃくちゃ嬉しい枠。2曲挙げます。

The song of praise
どこかで「みんなで歌うイメージで作った」的なインタビューを見たような記憶があります(裏を取るのは面倒くさいので違ったらごめんなさい)。「こんなご時世」枠としてもぴったりの曲。ただ周年記念ということで、「SOUNDTRACKS」収録曲をどれくらい披露するのかというのが一つ難しいところ。そういう理由でD評価です。
実は私、当初はアンコール1曲目で予想していました。「未完」ツアーの「I wanna be there」のイメージです。ですがさすがに玄人好みすぎるなと思い直してやめました。今ではセンターステージに移動して中盤以降に歌う光景が頭に浮かんでいます。

マシンガンをぶっ放せ
いわゆるサプライズ枠での選出です。「また核実験をするなんて一体どういうつもり?」「愛せよ目の前の疫病を」など、20年前の曲なのに現在の世相にマッチしている不思議。
…と、書いている最中にウクライナとロシアの全面戦争が始まってしまいました。そこで、「さすがにこのタイミングでこれを歌うのはメッセージ性が強すぎるかなぁ」と思い、やむなく外しました。個人的にはものすごく聴きたいですけどね。

ひびき
というわけで、書き直しです。参考になるのは「REFLECTION」ツアーと「未完」ツアー。同ツアーが開催された2015年は、ロシアによるクリミア併合やシリア内戦など世界各地で紛争が起きていて、かつ戦後70年という節目の年でもありました。そんなときに「口がすべって」「タガタメ」を披露していたので、今回もそういったメッセージを発するような曲を演奏する可能性は高いです。特に、アルバム「SUPERMARKET FANTASY」収録の「口がすべって」のこの歌詞ですが、

争い続ける 血が流れている
民族をめぐる紛争を新聞は報じてる
分かってる 「難しいですね」で片付くほど 簡単じゃないことも

これは発売のタイミング的に2008年の南オセチア紛争(ロシアとジョージアの戦争)を念頭に置いたものと思われます。重い歌詞を明るいメロディーに乗せて歌うのはミスチルのお家芸でもありますが、この曲ならアニバーサリーの雰囲気を保ちつつも、現在の世界情勢に対してメッセージを発することが可能なのかなと思います。もともとロシアが当事者である紛争について書かれた曲ですしね。

…ということで一旦は「口がすべって」を候補にしたのですが、やっぱりやめました。ここまで来ると順張りをするか逆張りをするかという好みの問題になってくるのですが、あえて僕は「ひびき」を予想に入れたいと思います。

順張りだと「掌」「タガタメ」「口がすべって」の3曲ですが、「掌」は「サンギビ25」で演奏されたばかりであり、後ろ2つも2015年に演奏されたということで、ここはあえて逆張りをしてみたいと思います。そこで候補に上がるのが「HERO」「もっと」「ひびき」です。それぞれについて解説を加えます。まず「HERO」はアルバム「シフクノオト」で「タガタメ」の後ろに配置されており、平和を願うとともに身近な人を愛する一人の人間を描写した曲です。次に「もっと」は桜井さんが9.11同時多発テロから着想を得て作ったものです。そして「ひびき」は「HERO」と同様、社会で起きる出来事と身の回りの日常を対比したうえで、日常を慈しむことの大切さを歌った曲であり、2番の歌詞がこれです。

去年の誕生日 クラッカーを鳴らして 破裂する喜びに酔いしれていたけど
外を歩いたら銃声が聞こえる あの場所じゃ その音は 悲しげに響くだろうな
君が好きで 君が好きで 涙がこぼれるんだよ
血生臭いニュース ひとまず引出しにしまって
風のように 川のように 君と歩いていく

ではなぜこの3曲の中から「ひびき」を選んだかというと、ファン人気の高さからです。2014年、ミスチルはファンクラブ会員に「ライブで聴きたい曲アンケート」を実施しました。上位15曲がこちらになります。

1位 口笛
2位 I'LL BE
3位 旅人
4位 Simple
5位 終わりなき旅
6位 Heavenly Kiss
7位 one two three
8位 Over
9位 渇いたkiss
10位 UFO
11位 CROSS ROAD
12位 ひびき
13位 こんな風にひどく蒸し暑い日
14位 つよがり
15位 PADDLE

玄人好みの曲が多いですね。このアンケートが実施されて以降のツアーでは、1・3・4・5・7・8・11・13・15位の曲が演奏され、かなり久しぶりの演奏となった曲が多かったわけです。ということは、ミスチル側もある程度、ファンが何を聴きたいかを考慮に入れてセットリストを組んでいるのではないかと思います。
そこで、残った曲でドーム級のツアーで演奏されそうなのが「ひびき」「つよがり」。「ひびき」はB面曲でありながらこのようにファンからの人気が根強く、最後に披露されたのが15年前であること、さらにこういう世界情勢であることを踏まえ、演奏されるのではないかと僕は予想しました。
なお「つよがり」は25曲のなかには入れませんでしたが、30曲だったら入れていたかもしれません。

ここだけ異様な長さの解説となってしまいましたが、いずれにせよ先ほど挙げた平和を祈る代表曲6曲のなかから1曲演奏されそうだなと思っている次第です。

また、もしかすると震災から10年以上経ったということで、今回の戦争で犠牲になった人への鎮魂的な意味も込めて「かぞえうた」を披露するという選択肢もありえるかなとは思います。

おわりに

以上、渾身の予想を丁寧な解説とともにお送りしました。ファン歴が長いという方は「そうそう!」と共感していただける内容も多いと思いますし、逆にまだあまりミスチルのことを知らないという方はぜひ、ここで言及されている25曲でプレイリストを作ってツアーに備えていただけたらと思います。少なくとも半分以上は的中するはずです!!


(注)
<HOME -in the field->
6年〜10年ぶり
・星になれたら(6年ぶり)
・シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜(10年ぶり)
11年ぶり〜
・CROSS ROAD(12年ぶり)
・my life (12年ぶり)

<POPSAURUS 2012>
6年〜10年ぶり
・ラララ(7年ぶり)
・Everything(It’s you)(8年ぶり)
・1999年、夏、沖縄(8年ぶり)
11年ぶり〜
・LOVE(11年ぶり)
・Round About 〜孤独の肖像〜(11年ぶり)
・デルモ(初演奏)

<Thanksgiving 25>
5年ぶり
・GIFT
・Sign
・Simple
・365日
・1999年、夏、沖縄
6年〜10年ぶり
・名もなき詩(6年ぶり)
・ポケット カスタネット(6年ぶり)
・掌(8年ぶり)
・シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜 (10年ぶり)
11年ぶり〜
・君がいた夏(16年ぶり)
・思春期の夏 〜君との恋が今も牧場に〜(22年ぶり)


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