くろねこカフェのおやつ 泣きたい夜のマロングラッセ
「くろねこカフェのおやつ」シリーズ2冊目は、主要な登場人物は前作同様に同じテイストで進む安定感ある小説。
今回も周囲の人が旅立った後に残された人と思い出をたどるように記憶に残るお菓子を味わう。
書籍紹介のように泣くことはなかったものの、ほんわりした読了感。
短編集なので、移動の途中にも読みやす一冊です。
キッチン常夜灯 真夜中のクロックムッシュ
長月天音さんの「キッチン常夜灯」シリーズ2冊目は、前回同様夜に読むと危険な一冊。
仕事帰りに疲れたときに心にも影響補給できそうなメニューが登場します。
お仕事小説の要素もありますが、大きなピンチはないので安心して読める小説です。
心に効く美容
昨年のベストセラーに続いてMEGUMIさんの美容本。
前作の影響でシートマスクを常備しています。
『心に効く美容』は、前作のテイストを踏襲しつつ、インタビュー記事などの読み物ページが多めの構成でした。
パリジェンヌはすっぴんがお好き
転職した際に考える「職場で浮かない服装」、季節や周囲を意識した「着回しコーデ」、どうやらフランスではない概念のようです。
藤原淳さんがフランス企業で出会った人たちがファッションを選ぶ基準は、自分らしさと自己表現。
周囲がどう感じるかは一切気にせず、自分ウケを極める同僚たち。
働くことの価値観、プライベートのスタイルも日本の一般的な認識とは異なりますが、読み進める中でこういう考え方もよいかもしれないとどこかスッキリする一冊でした。
がんばるのをやめたらうまくいった
無理しないことが大事というスタイルの心が軽くなる一冊。
世間でよくある意識高い系や自己啓発本とは逆説的な内容が並びます。
「いつも笑顔」「気をつかう」「ポジティブに過ごす」
できないときもあります。
いつも頑張っていれば、気を抜くときも大事。
心が疲れた時には、無理をしなくてもよいと一息つける内容です。
ケーキ食べてジム行って映画観れば元気になれるって思ってた
こちらもストレス解消の定説とは逆の考え方が書かれた一冊。
ストレス解消のためによく言われる「甘いものを食べる」「運動する」「何も考えずに寝る」。
これで解消できるのであれば、たくさんの類似ジャンル本は出ていないはず…
ストレスは「予防」が一番ですが、もしも蓄積された際には、難しいことは考えすぎずに自分が楽だと思うことをする。
これまでのストレス対策本で何か違うと思った方には参考になるかもしれません。