春賀

広報、出版社での勤務経験をいかして働きながら、食と本、日常のこだわりを呟きます。

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広報、出版社での勤務経験をいかして働きながら、食と本、日常のこだわりを呟きます。

最近の記事

今週の読書録(2024.11.10)

コンクールシェフ!五十嵐貴久さんの「コンクールシェフ!」は、かつての料理の鉄人を彷彿とさせる流れ。 若手料理人の登竜門であるコンクールの番組、ファイナリスト6名の人柄や料理に対する思いなどを描いた作品で読みながら食材や調理シーンが想像できる。 登場人物たちの人生には料理と切り離せないストーリーがある。 続編も楽しみになる一冊でした。 カフネ阿部暁子さんの「カフネ」は、冒頭と終盤では主人公への印象ががらりと変わった作品。 遺言をきっかけに再会することになった二人。 人生の

    • 加賀の名産品いただきます

      秋の連休は金沢へ。 ふらりと旅行の目的は食一択! 加賀棒茶今年の夏に出会った加賀棒茶にすっかりハマり、この日も片町付近のお茶屋さんへ。 野田茶屋店さんは、イートインメニューも充実。 パフェ、ぜんざいなど目移りするたくさんのスイーツメニュー。 迷った末に抹茶ぜんざいとお茶のセットに。 あまりに気に入り、実は翌日も続けて来店。 通常と浅煎り?の2種を飲み比べて自宅用もしっかりと購入しましたよ。 今まで飲んでいた加賀棒茶とは一味も二味も異なる風味のこちらはお土産にもたっぷり購

      • 今週の読書録(2024.10.8)

        バルト三国のキッチンからバルト三国という概念は比較的新しいものであるらしい。 リトアニア、ラトビア、エストニア、日本からはなかなかの距離のある国々の食生活や特性が紹介された1冊。 3つの国の並びや特徴は日本ではあまりメジャーではない。 北欧とこのあたりの違いもぼんやり。 そんなバルト三国の食はもちろん、文化も含めて描かれているので妄想の中では旅行をした気分になれます。 カラー写真も満載で郷土料理のレシピも掲載されているので、今まで知らなかった国や地域への興味がわいてきま

        • 今週の読書録(2024.10.6)

          日月潭の朱い花デビュー作「楊花の歌」の小説すばる新人賞を受賞した青波杏さんの「日月潭の朱い花」。 主に台湾を舞台にしたミステリー。 日本統治時代の台湾と現代が交錯するきっかけはアンティークショップで購入した鞄の中から発見された日記。 日記の内容を読み解くうちに主人公たちは事件に巻き込まれ?関わっていく。 半引きこもりや現実から逃げ出したかった二人が、日記に出会ったことで急にアクティブな行動が増える。 ルームメイト二人が探し当てた70年前の真実は? 台湾、イタリア、美しい

          出張終わりのご褒美食

          仕事を頑張った後にはついつい自分に甘くなる。 今月のご褒美食をちょっと公開します。 LEXUS MEETS...東京ミッドタウン日比谷のトヨタ系列が運営するカフェのようです。 落ち着いて寛ぐことのできる雰囲気、和風スイーツが充実した大人の空間。 残暑厳しい仕事終わりにかき氷をいただきました。 オーダーはテーブルでのスマホ操作です。 トヨタとゆかりの深い愛知県蒲郡で長年愛される甘味処「秀月堂」のかき氷だとか。 素材そのものを感じるシロップと氷の口どけ感がウリで東京初上陸と

          出張終わりのご褒美食

          フードドライブへ紅茶を

          フードドライブという言葉を最近知った。 簡単にいうと寄付活動の一環らしい。 食品ロス削減を前面に出してはいるが、実際には余剰の食品だけではなく、寄付用に購入して持ち込む方もいるのだとか。 子ども食堂で提供するご飯に使われることもあれば、生活が心許ない方に配布されることもある。 いずれもこの物価高では、なかなか大変であることは想像にかたくない。 もちろんお腹を満たす食品は必要。 生きるためには食べなくては。 一方でちょっとした生活の潤いもあると嬉しい。 休職中の合間、育

          フードドライブへ紅茶を

          チョコレートカフェ

          上半期を振り返り全国のチョコレートショップの中から行って良かったお店をチョイス。 FILFIL~金沢~金沢駅からバスで15半程度。 片町付近にあるクラフトチョコレートショップが運営するカフェです。 北陸の食材を活用したチョコレートが目をひきますが、正統派のチョコレートドリンクは外せません。 暑い中でもホットチョコレートをオーダー。 冷房で冷えた体をじんわり温めて、心にも栄養補給。 金沢を訪れた際には再訪したいお店です。 カカオティエゴカン~大阪~梅田駅前のKITTEに

          チョコレートカフェ

          夏の断捨離Week~物は減れども欲減らず~

          夏の断捨離クローゼットが秋になった。 まだまだ残暑は厳しいものの、訪れるであろう秋に備えて夏物は断捨離開始。 ブランド物の威力を知る月曜日やはりブランド物は強い。 2千円弱で購入したラルフローレンの中古のサマーニット。 似合う似合うとおだてられた末にワンシーズンフル活用した末にきれいにお手入れしてリサイクルショップに持ち込むと予想外の千円越え?! 思わず値段がつかなかったユニクロの1回しか着用していないお洋服と見比べてしまいましたが、これがブランドの力… 100円にしかな

          夏の断捨離Week~物は減れども欲減らず~

          今日もチャイ日和~COBACHI CHAI~

          定期的に沸き起こるチャイ熱。 蔵前はチャイの聖地らしい… 今週訪れたのは「COBACHI CHAI」さん。 蔵前駅から徒歩圏内のオシャレな路地裏に並ぶお店です。 スタンダードなチャイも好きですが、この季節に愛飲しているのがミントチャイ。 こちらはモクシャチャイさんのものですが、ジンジャーとミントがアクセントになった爽やかなフレーバー。 暑い中でもクーラーがきいた屋内でレンジでチンしてすすっています。 そんなスッキリチャイが恋しい季節におすすめのメニューがLinen Ch

          今日もチャイ日和~COBACHI CHAI~

          今週の読書録(2024.9.7)

          鹿鳴館の花は散らず植松三十里さんの『鹿鳴館の華は散らず』は明治時代の貴族女性が主人公のお話。 坂の上の雲や朝ドラがお好きな方にもよいかもしれません。 明治時代、開国後の近代化や世界的な地位向上の陰には貴族女性たちの活躍が?! 敬宮様がお勤めの日本赤十字の成立も描かれた本作は、歴史小説やシスターフッド関連と似たような流れ。 noblesse oblige (ノブレス・オブリージュ)を体現する主人公の生きざまと戦いの生涯は、読み応え十分です。 ぎょらん町田そのこさんの『ぎ

          今週の読書録(2024.9.7)

          今週の読書録(2024.8.13)

          暑すぎる連休中はフレーバーティー片手に読書。 実用書から背筋が寒くなるミステリーまで5冊を読了。 私の実家が売れません!高殿円さんの『私の実家が売れません!』は、実体験に基づくエッセイ。 高殿さんといえば人気シリーズ執筆の傍ら?温泉付きのセカンドハウスをご自身でDIYなさることでも話題の作家さんです。 今作ではこのままでは負の遺産になりかねない祖父母の実家を売却するまでのストーリー。 断捨離、終活、最近何かと耳にする話題に加えて税金関連の豆知識も収載された実用書としても役

          今週の読書録(2024.8.13)

          今週の読書録(2024.8.3)

          眠れぬ夜のご褒美『眠れぬ夜のご褒美』は、夜食をテーマにした短編集。 「喫茶ドードー」シリーズの標野凪さんの作品を目当てに手に取りました。 「バター多めチーズ入りふわふわスクランブルエッグ」は、自分で料理をしない人にとっては簡単そうに思えるかもしれない。 しかし、実施には意外と難易度高め… 夜中に突然会いに来て、「簡単なものでいいから何か作ってよ」で要求されることに迷惑といえない主人公のその後の展開は予想通り。 その他の作品も意外な展開は少ないので、安心して読みやすい短編

          今週の読書録(2024.8.3)

          今週の読書録(2024.7.14)

          なぜ働いていると本が読めなくなるのかネットニュースでも話題の三宅香帆さんの『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』。 仕事と趣味が両立できない、かつては読書が好きだったのに社会人になってから本が読めなくなった。 周囲でもよく聞くこの手のお話。 かつては教養や娯楽の手段であった読書が現代ではもはや「ノイズ」?! 衝撃的ではあるものの納得の内容。 黙読は明治になってからの習慣、文豪の名作の時代背景、読書好きも教養をクイックに増やしたい方にも楽しい話題がまとまっています。

          今週の読書録(2024.7.14)

          猛暑のチョコミント

          危険な暑さが続く中、お散歩がてらチョコミントを求めてお出かけ。 目黒駅から徒歩10分圏内にあるのは、「erb(アーブ)」さん。 今年できたクラフトハーブアイスの専門店。 外壁も涼しげなミントカラーでした。 この日のアイスは4種類から選択します。 ハーブティーは店先に置かれているスミスのもののようでした。 アイスクリーム(シングル/ダブル/トリプル) フレッシュミントチョコ ジャスミンミルク 黒文字 ブルーベリーヨーグルト ハーブティー スパイスティー ミント&グリーン

          猛暑のチョコミント

          スリランカひとり旅日和(施設編)

          初上陸のスリランカでは、事前に調べていても戸惑うことも多々あり。 そんな初めてがたくさんの旅行でしたが、運や人とのご縁にも恵まれて充実した日々を送ることができました。 バンダラナイケ国際空港スリランカ最大の都市コロンボから北に35km程の距離にある官民共用の空港です。 日本の都市部で35kmといえば比較的近い印象を受けましたが、交通事情や道路事情の兼ね合いで移動には時間を要します。 空港内はコンパクトで出発と到着のフロアが同じであることに驚きました。 手荷物検査は、搭乗エ

          スリランカひとり旅日和(施設編)

          スリランカひとり旅日和(お土産編)

          スリランカのお土産は何がよいものか? 有名なのは紅茶やスパイスですが、それ以外にも今回購入した一部をご紹介いたします。 コスメSpa Ceylonは、日本国内ではラグジュアリーラインに位置付けられているオーガニックコスメブランドですが、スリランカでは比較的お値打ちに購入することができます。 とは言え、現地の方には高価なため購入者はほぼ観光客なのだとか。 スリランカでお世話になったスタッフへ最終日にチップと一緒にお渡ししたところ、意外と好評。 スリランカでは日本に上陸してい

          スリランカひとり旅日和(お土産編)