PMSに翻弄されて
波の狭間で
ゆれるこころ
ホルモンにさえ
左右されなければ
わたしはじゆう
解放される
*.・*・.・
けれどそんなことは
望めない
いまのじぶん
ふじゆうだ
そんなじぶん
また嫌になる
*.・*・.・
これも
いっときの感情
だろう
波が打ち寄せては
引くように
心に留めなければ
いいのだけれど
*.・*・.・
またいずれ
押し寄せてくるだろう
つぎの波を思うと
気持ちが沈んだままの
わたし
*.・*・.・
どれだけ
思考を見つめ直しても
受け流すことを意識しても
暗い底でうまれて浮かんで
また波にのってくる
*.・*・.・
暗い暗い感情は
なんどもなんども
あらわれるのだなぁ
その根っこは
変わらないのだと
今日を生きて
あらためて知る
2023/02/02 記
〜〜〜
PMS(月経前症候群)で
ぼろぼろの状態で訪れた
病院の待合で
綴っていたとき
目の前を通り過ぎる
小さな女の子が
笑顔で「ばいばい」
してくれた
あわてて、わたしも
「ばいばい」した
見ると、右目が赤く
眼科を受診したのだと
わかった
眼科ではよく、
お子さんが泣いている
何分かおきに目薬を
しなければならないから
この子なりに、
がんばったのだろうなぁ
痛かったのかなぁ、と
思うと
見ず知らずのわたしに
ちょっとした しあわせを
わけ与えてくれた
その女の子の
ひとりの人として
のつよさが
尊く感じられた
すっと心が軽くなった