【詩】あなたが大切
今日も笑っていた
笑っていたわけじゃなく
笑おうとしていた
そんな時は
家に帰ると
ベッドに沈んでいく
自分のことは一番にはしない
皆はどう思っているのかと
読み取って誰かを優先して
人知れず我慢をしている
大人数の中で
皆と同じ空気を纏うために
なるべく自分を殺して
口角だけを上げる
きっと皆は知らないだろう
あまりに些細なことで
落ち込んでいることを
どうでもいいと言われそうで
誰にも言えない悩みとも
言えないモノを
人知れず抱えている
溜まりに溜まった
言葉に出来ない何か
とぐろを巻いて
脳内で騒ぎ始める
コップには水が零れんばかりに
入っていると言うのに
口から出る言葉は謝罪の言葉
ばかり
ごめんなさい
人のことを気にかけて
手を貸して面倒を見る
誰にでもそうしたい
それでも皆の言葉をきくと
何が正しいのかわからなくなってしまう
わたしはそんなダメな人間
あなたのことをずっと見ていた
わたしはあなたに言う
あなたは優しい人間
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