【詩】救済
心の深いところにある
誰にも話さない痛みに
苦しむことがある
誰も傷つけたくないし
誰にも傷つけられたくない
忘れていない痛みが
置き去りのまま
たまに疼くけど
そっと蓋をする
天使でもなければ
悪魔でもない
太陽があれば
月もある
見るのは奥じゃなくて
表面でいて
傷が私を呼び起こすから
心の奥を見ないで
本当は君がそっと
傷に触って優しい気持ちで
雲一つない空に向かって
癒し給えと言って欲しい
邪悪な色をした言葉が
取り囲んで
仕方なく言うことを聞いた時
自分が邪悪な色になった
引きはがそうとした
色は染み込んで一つも
薄くならない
消えることもない
L.O.V.E.
唐突に神聖なメロディに
自分を預けて
白で塗りたくなる
望むと望まざるとにかかわらず
人には時が与えられる
病める時も健やかなる時も
どうぞ見放さないで
ドライマティーニの
オリーブだけを食べるから
平等に安息を与えて
鳩が飛んで来たら
自分の存在を
歓喜とともに歌うから
魂に救済の歌を
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