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人生は、意思とたまたまでできている
はたらくってなんだろう、と考えられるようになったのは、30歳を過ぎてからだった。
わたしが18歳のときに父親が病に倒れ、そこから4年間は介護をしながら入院費を稼ぐために働いた。父が亡くなってすぐ、23歳で子供を産んで、そこからはシングルマザーとして、生活費と子どもの学費のため、母の生活費のために働いた。
当時のわたしにとって、仕事は、困らないようにお金を稼ぐ手段でしかなかった。
介護中も子育
“母は強し”の裏側は #今日もLINEからつながる
「女は弱し、されど母は強し」というのは、『レ・ミゼラブル』を書いたヴィクトル・ユーゴーの言葉である。
“母は強し”。
恥ずかしながら、友人や姉など身の回りの「母ではない人」が「母になっていく過程」を目の当たりにするまでは、この言葉になんの違和感もなかった。母、イコール強い。それは1+1=2くらいの常識であるような、言うまでもない当たり前の事柄であるような、そんな気分だったように思う。
けれど
かわいくなりたい理由は壮大
「美容院に行くとき、君はいつも楽しそうだね」と夫は言う。
あたりまえだ。わたしは、こう願いながら美容院に行くのだから。
「生まれ変わりに行く。わたしの世界を変えるんだ」。
*
日々に溢れる“生まれ変わる瞬間”に、これまで何百回と救われてきた。宇宙が生まれてから今の今まで、時間は一本の川の流れのように絶え間なくぬるぬると進んでいるはずだが、不思議なことに人間にだけは“区切り”がある。年末年始、