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2018年4月の記事一覧

「刺繍の裏側」を想う

「刺繍の裏側」を想う

「人生は刺繍のようだ」と誰かが言っていた。詳しくは忘れてしまったけれど、たしか有名な海外の哲学者の言葉だった、と思う。

日々を生きることは刺繍の糸を編むことによく似ていて、歳を重ねれば重ねるほどに人生の刺繍が形を成す。最初の方は間違うことなくキレイに正しく縫えていたとしても、どこかで少しずつ間違えたり絡まったりしていって、その絡まりを下手にほどこうとすると、さらにもっと複雑に絡まっていく。

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いつだって、「できごと」より「考え」のほうが怖い

いつだって、「できごと」より「考え」のほうが怖い

臆病なので、昔から意味もなく「怖い」と思うことがたくさんあった。

失敗することが怖かったし、ひとりぼっちになってしまうことも怖かった。時計の秒針が1秒ずつ時を刻むごとに「ああ、1秒ずつ死が近づいている!」と本気で考えこんでしまい眠れなかったこともある(今思うとヤバい)し、小学生や中学生の頃は、誰かに嫌われることが本当に怖くて、周りにいつも合わせるように生き、自分の意見をなかなか言い出せないような

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二元論で語らない覚悟、グラデーションのある世界

がんばらない。そう言い続けている。努力、情熱、成長はいらない。がんばらなくてもいいよ。と言うと、がんばっている人を否定するのか!というクレームが飛んでくる。よく考えてほしい。「がんばらなくてもいい」という言葉の中にがんばっている人を否定する要素はひとつも入っていない。同じように、努力、情熱、成長を否定したことは一度もなく、むしろ憧れすら抱いている。どうしてもがんばれない環境にいる人は無理をしなくて

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自己肯定感が低いままでも、つよくなった理由。

自己肯定感が低いままでも、つよくなった理由。

『月刊 自己肯定感』というマガジンをつくっているので、いつもなんとなく自己肯定感について考えている。

このマガジンをはじめた理由のひとつに、一緒に書いているDr.ゆうすけくんに「サクちゃんは、もともと育った環境もよくないし、自己肯定感が低い要素が山もりなのに、どうやって今みたいな考え方ができるようになったの?」と聞かれて、「それ、後天的に自己肯定感は育つっていう希望の光だからな!」と言ってくれた

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