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この物語は人にはターニングポイントがあると思い描きました。
主人公の私(シュニン)はやる気がない人ですが老人に出会って自分を変えていく話です。
コロナウイルスの混乱で私の周りも世…
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小説 老人と赤い花柄の傘6 六雨
家に着くと買ってきた雑誌と本を黒い革の鞄から出してソファーにポンポンとリズム良く置いた。
いつも通りに洗面所に行くと手洗い、うがいをする。この生活にだいぶんとなれた。
いや、慣れさせられた。
Tシャツ短パンに着替えるとキッチンに行く。
「疲れた。金曜日だもんな。」
独り言を言いながらスーパーで買ってきた食材をエコバッグから出すと冷蔵庫に卵、ビールをポンポンリズムよくまた入れる。
「腹減ったな。白
小説 老人と赤い花柄の傘5 五雨
17時になった。定時で今日は仕事はオワリだ。
私は早々と帰宅の用意を始めた。
「お疲れ様でした。お先に失礼します。」
勢い良く会社を後にした。
平日は朝が早いのでアルコールはやめてノンアルコールにしている。
週末は誰に気兼ねなくアルコールが飲める。
大人の楽しみだ。ウキウキだ。
会社の近くのスーパーに寄る。
ここはビールが他の店より安くて金曜日は特売の品が結構あるし品数が豊富だ。
誰も言ってはくれ
小説 老人と赤い花柄の傘4 四雨
相変わらずの出勤風景だ。
夏の朝はいいのだけれども冬になるときついな。いつも通りの朝7時台の電車に乗った。
通勤客は疎らだ。在宅もいるしな。
学生は夏休みに入ったか。羨ましいな。
社会人20年程のやつが言う言葉じゃない。
もう一人の私が呟く。ああ、その通りです。
私は何となく頭の中で独り言を言った。
テレビニュースやネットニュースを見てはため息をつく日が多い。
こうなる前にあの公園に行けば良かった