誰もわかってくれないって思うとき
そんなとき、ありますか。
「誰にも理解されていない」――――
そんな孤独で悲痛な叫びを胸に秘めながらわたしも育ちました。
わたしのパターンを理解したうえで許して関係性を保ってくれる人々と巡り合えたのは本当に幸せなことだと思います。
ある程度理解しあえる関係性を得てはいても、職場や家庭で「わかってない」「もっと理解する努力をしてもいいのではないか」そんな思いを抱えて生きている人が殆どだと思います。
理解されていないものはなんでしょう。
自分の努力?頑張り?苦労?
それとも成果?
その両方かもしれません。
そしてそれ以外の「なにか」かもしれません・・・
あなたにとって、それはなんですか?
* * * * * * *
ここで小さなワークを試みたいと思います。
はじめての試みですが、やってみようという方はどうぞお付き合いください。
読みながら進めていただく形ですので、ご自分のペースで読み進めてください。落ち着ける環境と時間のゆとりがあるときの方が良いかもしれません。
では始めましょう!
* * * * * * *
ゆったり深く深呼吸してください。
最初は胸のごく一部にしか出入りしていなかった酸素が、次第に深く、胸からお腹、お腹から骨盤の辺り、そして足のつま先まで、深い波となって巡るようになります。
深呼吸を繰り返してください。
ゆったりとした呼吸を感じて、呼吸の流れの中に漂うようにリラックスしましょう。
充分リラックスしている自分を感じられたら、さっきの「理解されていないという想い」に繋がりましょう。
それは激しいものだけでなく静かな場合もあるかもしれません。言いたかったけれど、言ってどうなるとも思えないから黙っていたこと。
時には我慢の限界で勢いのまま相手にぶつけたことばの数々。
繋がれましたか?
相手に言いたいことがどくどくと溢れてきたらそこで少しストップです。
いまでてきているものは「周りに向けたことば」のはずですね。
もし違うものがあるなら一旦「周りに向けたことば」を意識してください。
それらは「思考」です。
あなたがどう自分を含めた周囲を認識しているかという指標ではありますが、あなたの「感情」ではありませんね。
では自分がこの状態でなにを感じているのか「感情」に意識を向けてみてください。
まずもういちど深呼吸を繰り返しましょう。
深く、深くリラックスします。
「いつも~だ」
「どうして~なの?」
ことばは感情ではありません。
このことばと一緒に感じられる「ぎゅー」っとしたものや「キリキリ」したものや「ざらざら」したものなど、それが感情のサインですのでそれを捉まえて何なのか感じてみてください。
深呼吸を忘れないで。
気分が悪くなりそうなら中断しても構いません。
・・・あなたの感情の名前はなんでしたか?
本当のあなたはなんと言いたかったのでしょう?
どんなものも止めないでください。
ここは安全で誰にも責められることのないあなただけの空間です。
感情の名前が見つかったらこの小さなワークはもう終盤です。
最後にもう一度深呼吸しましょう。
あなたにとっていままで周囲の人との摩擦であったできごとが、自分への理解によってなにか変化が起きたか感じてみてください。
いままで自分の感情と離れ過ぎていた人は一度ではよくわからないかもしれません。
折に触れて自分がなにを感じているのか、「どうするべき」ではなくどんなフィーリングがあるのか目を向ける習慣を持たれると変化している自分を感じるでしょう。
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今日は感情に蓋をしたまま生きることが当たり前で自分でもそうと気づいていない方々のためのワークを(流れ上なんとなく)してみました。
リラクゼーションサロンで身体を緩めたりバランスをとろうと施術していると、まるで身体が治りたがっていないんじゃないかというような感覚を持つ方に出会います。
そういう人たちに自分の感情を呑み込んでしまって外に出していない方々が見受けられる気がします。多分もう感情に気づかないフリが達人級なんです。
感情も筋肉に溜まりますので・・・あるものを見ないフリしたり隠ぺいしても限界がありますよね。
じぶんでは思考から感情への転換をテーマに綴るつもりだったのですがこんな形でのnoteになりました。
初めての試みなので感想など遠慮なくいただけたら嬉しいです。
勉強させていただいて、改善点はこのnoteに反映したいと思います。
そして試みてくださった方、感謝です。
きょうもありがとうございます。