ハリー・ヲーデン

『血のバレンタイン Blu-ray2枚組 超・特別版』、絶賛発売中です (※販売元の関係者ではありません) https://www.stingray-store.com/mbv.html

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最近の記事

【ゲーム感想】悠刻のファムファタル (2024)

はじめに 『悠刻のファムファタル』は、エスクード(Escu:de)から2024年に発売されたたPC用アダルトゲーム(所謂ギャルゲー/エロゲと呼ばれる)。 ・公式サイト(R-18) 物語 OPムービー  当noteでは基本的に、ちょい古タイトルを扱ってきましたが、今回は初となる最新エロゲです。未クリア勢も多いと思われますので、ネタバレは一切なし(公式も自粛を呼び掛けてますし)の感想となります。  これを読んで興味が湧いたら、体験版をプレイしてください。  そして製品

    • 【ゲーム感想】月影のシミュラクル-解放の羽- (2017)

      はじめに 『月影のシミュラクル』は、あっぷりけから2016年に無料配布されたビジュアルノベルゲーム(2024年現在、配布は終了)。2017年、シナリオ及びCG、18禁要素が大幅に追加された『月影のシミュラクル-解放の羽-』が発売された。本稿ではこちらを扱う。 ・DL版販売サイト 作品紹介  あっぷりけの作品ってやったことなかったんですよ。一時期、雨後の筍の如く増殖していた「あかべぇそふと系列のブランドのひとつ」程度の印象しかなくて。2019年発売の『クロスコンチェルト』

      • 【音楽紹介】美少女ゲームミュージックのすゝめ ~エスクード編~

        はじめに  自分の好きな美少女ゲーム音楽について書きます。  企画の意図はこちらの別記事に書きました(読まなくてもOK)。  第一回は、創立から25年の歴史を誇る老舗ブランド、エスクード(Escu:de)の作品を取り上げます。というか自分がエスクードの音楽について語りたかっただけなので、シリーズ化の予定は現時点ではございません。  エスクードの音楽と聞いて思い浮かぶものと言えば、大半の方は『ふぃぎゅ@メイト』(2006)ではないでしょうか。中毒性の高い電波ソングとし

        • 【音楽紹介】美少女ゲームミュージックのすゝめ ~まえがき~

           思い付きで始めた新企画。  他所様のエロゲ感想を読んでいて思うことがあります。「音楽について言及してる人、少なくない……?」と。主題歌(俗に言う「エロゲソング」)について「ノリがいい」「感動した」と印象が語られることはあっても、劇伴(ここでは歌なしのインストを指す)の感想は、全体の割合から見て驚くほど少ない気がします。  昨今、コンシューマーゲームの音楽が「ゲーム音楽」という1ジャンルとして国内外で評価されるようになり、メディアに取り上げられることもしばしばありますが、

          【ゲーム感想】ATRI -My Dear Moments- (2020)

          はじめに 『ATRI -My Dear Moments-』は、ANIPLEX.EXEより2020年に発売されたノベルゲーム。製作はフロントウイングと枕の2社が担当。2021年にはNintendo Switch版並びに各種スマートフォン端末用のアプリ版が発売された。2024年7月にはTVアニメが放送予定。 ・公式サイト STORY  正直に白状すると、数ヶ月前『ヒラヒラヒヒル』のついでに購入したのが本作。SteamのANIPLEX.EXE作品3本セットがそこそこ安かったの

          【ゲーム感想】ATRI -My Dear Moments- (2020)

          【雑記】13年ぶりのゆずソフトリベンジ

           X(旧Twitter)のアカウントが凍結されました(挨拶)。  うーん、思い当たる原因がマジで何もないんですよね。他者を攻撃したり偏った思想を撒き散らしたりといったことは一切ありませんし、日常のできごと(大半は音楽と映画)について細々とつぶやいていた泡沫アカウントなのですが。誤BANというやつなのでしょうか。  一応、異議申し立てはしていますが、自動返信以外のリアクションがない状態なので、復活の可能性は望み薄だと思います。  そんな訳で思い切ってBlueskyに移住しまし

          【雑記】13年ぶりのゆずソフトリベンジ

          【雑記】悩ましいCD収納問題

           「CDは時代遅れ」と言われるようになってから、どれくらい年月が経ったでしょうか。我が家では未だに現役バリバリです。サブスク主流の現代において「なぜわざわざCDを買うのか」と問われれば、最たる理由は「物理的に所有することで安心感が得られるから」。サブスクは予告なく配信停止される可能性がありますし、そもそも最初からサブスクに存在しない音楽なんて、この世にごまんとあります。無論、ほかの物理メディアであるレコードやカセットも好きですが、聴きやすさと名前通りのコンパクトさでCDは優

          【雑記】悩ましいCD収納問題

          【ゲーム感想】夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle- (2009)

          はじめに 『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight Cradle-』は、オーガストから2009年に発売されたたPC用アダルトゲーム(所謂ギャルゲー/エロゲと呼ばれる)。2005年発売の『夜明け前より瑠璃色な』(以下前作PC版)及び、そのコンシューマ移植版となる2006年発売の『夜明け前より瑠璃色な-Brighter than dawning blue-』(以下前作PS2版)の直接的続編にあたる。 ・公式サイト(R-18) ・コンプリートパック公式サイト(R-18) 作品

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          【映画紹介】『血のバレンタイン』(1981)はスラッシャー映画の最高傑作である

           2月です。今年もバレンタインの時期がやってきました。というわけで今回紹介する映画は、カナダ産ホラー『血のバレンタイン』(1981)です。 あらすじ  そもそもなんでこんな記事を書いたかと言いますと、もちろん時期的にちょうどいいのもありますが、何より自分がこの作品を愛してやまないからです。タイトルに書いた通り、ガチでスラッシャー映画の最高傑作だと思います。誰が何と言おうとこれだけは譲れません。  好きが高じてnoteのアカウント名を殺人鬼のもじりにしたり、アイコンもそれ

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          【ゲーム感想】夜明け前より瑠璃色な PC/Brighter than dawning blue (2005/2006)

          はじめに 『夜明け前より瑠璃色な』は、オーガストから2005年に発売されたPC用アダルトゲーム(所謂ギャルゲー/エロゲと呼ばれる)。2006年、18禁描写を省き攻略可能ヒロイン・新規シナリオが追加されたPS2移植版が、『夜明け前より瑠璃色な -Brighter than dawning blue-』の題でオーガストの別ブランドARIAから発売された。  本稿では、無印PC版並びに『Brighter than dawning blue』のPC逆移植版(内容はPS2版とほぼ同一

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          【雑記】2023年を振り返って/ハマったものとか

           2023年も残すところあと僅かとなりました。せっかくだからこの一年を振り返って、印象深い出来事を日記的に書いていこうかと。 1月~3月  SNS上で話題沸騰中のソシャゲ、『ブルーアーカイブ』(ブルアカ)を2月の2周年記念キャンペーン中にはじめました。もともとソシャゲはあんまりやってなくて、今も継続してプレイ中なのは『アリス・ギア・アイギス』くらい。『ウマ娘』はログボ勢。んで『ブルアカ』はどうかと言うと、2022年にリリースされたサントラVol.1, 2がかなり良かったの

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          【ライヴ感想】VEKTOR JAPAN TOUR 2023 @ SPACE ODD 11/2・11/3

           2023年11月2日(木)・11月3日(金・祝)、VEKTORのライヴに行ってきました。その感想を書きます。 はじめに VEKTORは、アメリカのプログレッシヴ・SF・スラッシュメタル・バンド。SFはそのまんまサイエンス・フィクションの意味で、そういった世界観が楽曲のコンセプトになってます。'04に結成され、現在に至るまで以下の3枚のフルレングスアルバムをリリース。 ・Black Future ('09) ・Outer Isolation ('11) ・Terminal

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          【ゲーム感想】真昼の暗黒 (2018)

          はじめに 『真昼の暗黒 / Darkness at Noon』は、隷蔵庫氏が運営する個人サークルSummertimeが2018年に公開した、フリーのノベルゲーム。ティラノゲームフェス2018グランプリ受賞作品。公式サイトには「このゲームには残虐な表現・性的な表現が含まれています。15歳以下の方はプレイをお控えください。」という注意喚起が記載されている。 ・公式サイト 総評 (※ネタバレ無) フリーゲームとは思えないほど凝った作りのノベルゲーム。ゲームを起動すると、まず初め

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          【ゲーム感想】FORTUNE ARTERIAL (2008)

          はじめに 『FORTUNE ARTERIAL』は、オーガストが2008年に発売したPC用アダルトゲーム(所謂ギャルゲー/エロゲと呼ばれる)。2010年、『FORTUNE ARTERIAL 赤い約束』の題でTVアニメ版が放映された。 ・総合公式サイト(R-18)  『穢翼のユースティア』に情緒を破壊されるほど感銘を受けた(感想はこちら)ので、ほかのオーガスト作品もプレイしてみよう企画第1弾。  2008年発売のノベルゲーとなると、さすがに隔世の感があるが(主に画面解像度で)

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          【ゲーム感想】イハナシの魔女 (2022)

          はじめに 『イハナシの魔女』は、同人ゲーム制作サークル、Fragaria(フラガリア)が2022年に発売したPC用ビジュアルノベルゲーム。2023年現在、PS4/PS5/Nintendo Switch/Xbox One/Xbox Seriesの家庭用移植版も発売されている。本稿で扱うのはPC版である。 ・PC版公式サイト ・家庭用移植版公式サイト 総評 (※ネタバレ無) ボーイミーツガールって良いものですね。そういえば王道シナリオの作品は随分久しぶりな気がする。友人に強く

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          【ゲーム感想】穢翼のユースティア (2011)

          はじめに 『穢翼のユースティア』は、オーガストが2011年に発売したPC用アダルトゲーム(所謂ギャルゲー/エロゲと呼ばれる)である。2023年現在、R-18描写がカットされたPS Vita版、PS4版、Nintendo Switch版も発売されている。本稿で扱うのは、最初に発売されたPC版である。 ・PC新装版公式サイト (R-18) ・Switch/PS4版公式サイト (全年齢)  十数年前のゲームについて今更語るのは気が引けるが、自分はつい先日このゲームをプレイしてエ

          【ゲーム感想】穢翼のユースティア (2011)