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《絵本レビュー》おとなりさん

おはようございます。

今朝も、娘を途中まで小学校へと見送った、ネムケマナコボシです。

学校と言えば、長女(6)が行っている小学校では毎日図書館で3冊も絵本を借りてこなくちゃならないのです。(多すぎません?(笑))

それで、わたしに読み聞かせをしてくれるのですが、彼女が借りてくる絵本はわたしの影響を大いに受けているのです。

環境って、こわいですね(笑)
習慣って、こわいですね(笑)

今日は、そんな生活環境や習慣がものをいう、絵本レビューをしたいとおもいます。

(ちなみに、この絵本は、絵本コンシェルジュのもりたさんから選書していただきました。もりたさんありがとうございました。)

その絵本がコチラ【おとなりさん】です。
作は、きしらまゆこさん。
絵は、高畠純さんです。

初版は、2006年3月です。

《ストーリーについて》
森の奥に、家が2軒たってました。

一軒は、ニワトリが住んでいてもう一軒は誰も住んでいません。

ニワトリが気ままに楽しく暮らしていたある日、もう一軒の家に誰かが引っ越してきたようです。

でも、待てど暮らせど誰も出てきません。
そこで、ニワトリは手紙を書いて隣の家のドアに貼っておくことにしたのです。

さてさて、お隣さんは、手紙を読んでくれるのでしょうか......

《10コの好きなところ》

①同じ鳥類でも、生活習慣が違うポイントが各家の色で表されている。

②ポップでカラフルで少しコラージュしてあるタッチや文が読みやすい。

③ニワトリが丁寧に手紙を書くページが、何回も書き直した形跡があり、一生懸命さが伝わる。

④3コマ漫画みたいなページがちょこちょこあり時間の流れがわかりやすい。会えない分、互いに気にしている様子がよくわかる。

⑤生活習慣の違いを、それぞれの1日の流れを用いて数ページずつ描かれているところ。

⑥よく見ると背景の端にちょこっと、太陽か月の絵が描いてあるので朝か晩かがわかりやすい。でも、舞台は森の奥ということなので緑色が背景というところも良い。色彩的に、2軒の家が際立つ。

⑦2人が会う日を、心待ちにしている様子が文面から伝わる。

⑧からの、やっとこさ会えた2人は鳥だけに飛んで喜ぶ絵で表現されているところ(笑)

⑨そして最後は、キチンとコミュニケーション取れるようにいいアイデアを出しているところ。

⑩最後は、お決まりのハッピーエンド。

《読み聞かせをしてみて》
ちょっと的外れだと思うんですが、正直に書きます。(笑)
次女(4)は、この鳥達がオスかメスかを気にしてましてね(笑)その後まつ毛を確認してました。基準はまつ毛だそうです。
どうやら、ラブロマンスを期待していましたね。

あとは、会う約束をして待っているページがあるんですが、そのページの文が
『まちます。まちます。まちます。』
なんです。

そこが、彼女達のツボにハマってました。

《おしまいの言葉》
表紙の印象と内容が全然違うなっていうのがわたしの印象です。

これって、めちゃくちゃ良い意味で、
話の展開が読めない絵本って良いですよね(^^)

私たちのスキな絵本の一つになりました。

どちらかに合わせるんじゃなくて、どちらにも合うっていう考え方を見習いたいものですっ。

☆彡




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