ビジネスの世界でも広がる対話の可能性(関係の世界へ第5章)
社会構成主義のガーゲンの新作「関係の世界へ」のオンライン読書会の記録です。※あくまで個人の受け取り方・感想です。
第5章は、「上が決めたことが降りてきて、下がただ従うだけ」の組織では今の社会では立ちいかなくなってきているという問題提起でした。
トップダウンではなくいろんな声を聞いていく手段として、アプリシエイティブ・インクワイアリー(AI)の紹介があります。
ただし、会話を協同的に行うというソフトスキルは、第3章の教育のところでも触れられていたとおり多くの人が学んできていない状況です。そこで、ビジネス研修の場で、いろいろな対話のスキルアップの内容が入ってきているとのことでした。
また、リーダーシップの考え方でもトップダウンの考え方ではなく、関係に基づく水平的な考え方のものがたくさん出てきている(サーバント・リーダーシップ、分散型リーダーシップなど)という紹介もされていました。
読書会で話したこと
今は古いシステムが使えなくなっていく過渡期かもしれない。対話する組織とかティール組織とか、変わり始めている企業・組織も確実にある
古いやり方をしている組織で人がたくさん辞めて行った時に、変わらざるを得ない!となるのか、つぶれていくのか…
トップダウンではなくいろんな人の声を聞くとなった時に、どうやって決めていくのか?時間も余計にかかってしまいそう
OODAループのように完璧を求めず試作品で出して即改善をしていかないと時代に置いていかれちゃう?
📖これまでのガーゲン読書会
第1章 日々の世界は、人と人との関係性と言葉でつくられる
第2章 つくりたい関係性を、「シナリオ」で考える
第3章 教育は「ポジティブな協応行為」の流れに参加できるようにすること
第4章 それってホントに「病気」で「患者」?
📕関係からはじまる 読書会記録
📙何のためのテスト? 読書会記録
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