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言葉=事実ではなく、解釈や関係性で意味合いは変わる(あなたへの社会構成主義第2章)

 ガーゲン著書の読書会を進めていく中で、最新刊が読み終わってしまったので、20年前の著書「あなたへの社会構成主義」を読み始めています。

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第2章 共同体による構成−事実と価値

 第2章は社会構成主義の基本がぎゅっと詰まった章でした。
 最初に第1章の疑問へのアンサーとして、「決められた枠(例えば生活様式)の中で、初めて意味がつくられる」という「言語ゲーム」について紹介されています。

 次に、社会構成主義の4つのテーゼが書かれていました。自分なりの解釈としては、例えば…

  • 普段何気なく使っている「言葉」で「事実」を語ってる・理解してると思っているけどそんなことはなく、あくまで「言語ゲーム」の中での範囲である。

  • 「言葉」に意味をもたすのは、お互いの「関係」によるもの。

  • つまり、万人にとっての「事実」はない中で、どんな現実・未来を作っていきたいか?は、「言葉」や「解釈」を変えていくことで変えられる

 といったようなこと。この章では特に、「行為の結果を決めるのは解釈である」「何かを変えたいと願うなら”活動的な詩人”になって意味を生み出す」といった言葉がぐっと刺さりました。

読書会で話したこと

  • 結節点が作りにくく、「言語ゲーム」が成立しないタイプの人もいる。そういう時は別の星の住民だと思って、時にはソーシャルディスタンスを取ることも必要かも。

  • 共通のゴールは同じで、その見方が違う、色々あると気づいてくれれば、「ダンス」ができるようになる。

  • 「いい方向に向けよう」ではなく、関係を完全には断ち切らずに、シナリオを書き換えながら、ダンスの曲を変えていくことも大事

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