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はじめての海外一人旅 in フィンランド タンペレ編

今日は晴れていた。
朝7時前。昨日スーパーで買っておいたカレリアパイと、よくわからないけどSマーケットで買ってみた総菜を食べる。ジャガイモ入りのショートパスタだったよう。チーズ味でおこげみたいのも結構美味しかった!あと、Kマーケットのカレリアパイは素朴でとても好みだった。

7:30前には宿を出て、歩いてカンピバスターミナルに向かった。
今日は、フィンランド第二の都市タンペレに日帰りで出掛ける。湖水地方の雰囲気を味わってみたかったからだ。
タンペレまでは、電車で行くのが王道だけど、せっかくなら、いろんな交通手段を試したくて、高速バスを選んだ。時間はかかる(電車なら最短2時間弱、バスなら2時間40分)けど、価格はだいぶ安かった。 

MUJIも入っているカンピショッピングセンターの地下にバスターミナルはある。案内の看板も分かりやすく、迷うことなく到着し、定刻通り8時にバスは出発した。

私はOnniバスという、予約制の格安バスを選び、少し早めに予約したからか、1,000円でタンペレまで行けた。観光客らしき人も見かけず、それもまた面白かった。左ハンドルの道路を走るのも不思議な感覚だったし、バスの運転手さんが大音量で音楽を聴いていたり、スマホで電話しながら運転していたり。そんなおおらかな感じも新鮮だった。

湖に囲まれた道などを通りながら、タンペレに到着した。
まずはGoogleマップで見て気になっていた、駅近くのファーマーズマーケットに向かってみた。

観光客を見かけないマーケット
ベリーの量り売りやご飯系から衣料品、雑貨も

キッチンカーエリアでサーモンのオープンサンドを注文した。肉厚なサーモンがたくさん乗っていて、日本で食べてるサーモンとは別もの。すごく美味しかった。

それから、歩いてタンペレ大聖堂を見学してからガイドブックに載ってる方の「オールドマーケットホール」に来た。お昼時で、ランチしている人も多かった。

私はさっきのファーマーズマーケットが良すぎたのでふらっと散策だけして、中心部から少し外れたPyynikki地区にバスで向かった。2つの湖とタンペレの街を見下ろせる展望台と、そこで食べられる、フィンランドで1番美味しいと言われるドーナツが目当てだ。
ちなみにこの時は、クレジットカードのタッチ決済でバスに乗った。

バス停から展望台までは、キツめの上り坂が続くが、すぐに森の中の道となり、気持ち良く歩ける。
私にとって、夢だったフィンランドの森歩きが少しだけだが、この時初めて味わえた。

展望台は多くの人で賑わっていた。
2ユーロでチケットを買って、私は階段で展望台まで登ってみた。息が上がってきたころに到着した。

針葉樹の森と広い湖。湖には大小の針葉樹の島がいくつか浮かび、街は小さくて森と湖に抱かれている。森と湖の国であることをそのまま体現するような景観だった。

帰りはエレベーターで降りて、お目当てのドーナツ!人気なので少し並んで購入した。

カルダモンが効いていて美味しい。揚げたてでぺろっと食べてしまう

木漏れ日の中のテラスでゆっくりと。とても贅沢な時間だった。

あまりに森が綺麗なので、先程展望台から見えた湖の湖畔まで森の道を歩いて向かってみることにした。

しばらく歩くと湖畔に着いた。
ビーチもあって、泳いでいる人もいる。

そこからしばらく歩いたところに私はお気に入りの場所を見つけた。そこは、湖に突き出した岩盤の上。

私は一人、岩の上に寝そべって、タンペレの湖と風、空と岩を感じてみた。雲が綺麗に流れていて、太陽の日差しをいっぱい浴びて、でも風は冷たくて、昨日買った上着が重宝した。

しばらくくつろいだ後、私はまたバスに乗ってタンペレの中心部に戻った。ちなみに、月曜日でムーミン美術館はクローズだった。

ヘルシンキまで戻って、そのまま歩いてアカデミア書店とその2階にあるカフェアアルトに向かった。

夜ご飯の時間だったので、奮発してカフェアアルトでサーモンスープを頼んだ。アアルト建築の書店を眺めながら注文を待つ時間も素敵だった。
スープは、サーモンがほろほろで、じゃがいもやディルもびっくりするほど美味しかった。

サーモンスープの余韻のまま、歩いてホテルに戻った。今日もたくさん歩いた。

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