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ベートーヴェンを毎日聴く84(2020年3月24日)
『ベートーヴェン/弦楽四重奏曲 第8番 ホ短調 op.59-2 「ラズモフスキー第2番」』を聴いた。
ベートーヴェンを毎日聴く84
— Harayan (Herbert von) (@HarayanV) March 24, 2020
op.59-2弦楽四重奏曲第8番「ラズモフスキー第2番」1806年
ホ短調という調性ゆえ悲愴感と緊迫感を感じる。意外にもコロコロと表情が変わり捉え所無さも感じるが、最終楽章、突如これまでの流れを断ち切るかのような快活さ。面白い。
演奏:アマデウス四重奏団。1959年 pic.twitter.com/gzfyxpfGDS
この作品の第1楽章を聴くと「ピアノの演奏で聴いてみたい」と思う。
弦楽四重奏の音色が腑に落ちないわけではない。でもなぜか、ピアノの音色が頭に変換されてくる。
それはちょうど、ピアノ・ソナタ「熱情」に通じるものがあるからだろうか。
そう思っていたら、バラキレフの編曲によりピアノ編曲版が存在していることが分かった。それはこのCDが発売されるという情報の中で得られたもの。
ただ、第3楽章「アレグレット」だけである。全曲はピアノ編曲されてはいないのだろうか。
他の弦楽四重奏曲も、サン=サーンスやムソルグスキーによって編曲されていて、このCDに納められている。これはぜひ聴いてみたい。
ピアノの名手であり、多くのピアノ作品を生み出したベートーヴェン。ピアノ以外の作品も多く生み出すが、その根底にはピアノ的な響きが息づいているのかもしれない。
でも、革新的で刺激的な弦楽四重奏曲。特に第4楽章は、もし編曲されていたとしても、きっと演奏するが大変なものになっているかもしれない。
ProraによるPixabayからの画像
(記:2020年11月19日)