ベートーヴェンを毎日聴く14(2020年1月14日)
『ベートーヴェン/弦楽三重奏曲第2番 ト長調 op.9-1』を聴いた。
弦楽三重奏は、その名の通り、弦楽四重奏に比べて弦楽が1本(ヴァイオリンが)少ない。
だが、この作品では弦楽四重奏に「負けない」。
もちろん、もう1本あるほうが、さらに表情の厚みが出て有利に違いない。
しかし、「負けない」と思わせられたのは、この作品が若さ溢れる溌剌さが存分にあって、それがもう1本を補うほどに感じたからである。
第4楽章は、「ベートーヴェンはこんなに面白い表現をするのか」と思うような楽しい音楽だ。