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10年前に戻れる喫茶店

ここは、ちょうど10年前に戻れる喫茶店。

そこに置いてある新聞は、ちょうど10年前のものである。

テレビに映っているのも、10年前の今にやっていた番組だ。

流れている曲も10年前にヒットしていたものだ。

店員さんのコスチュームですら10年前に流行していたものだ。

入っただけで10年前の今日に戻れる場所。

10年前を表すと言うコンセプトは不変のまま、毎日毎日変わっていく。

僕なら、おじいちゃんが亡くなった日の10年後に喫茶店にいきちょうどその時に乾杯しよう。

その時自分は、どんなことを想うのだろうか。嬉しくなるのか、虚しく思うのか。
またはどちらでもないのだろうか。

みんなが色々な感情を味わえる言わば夢の国である。

そんな空間を僕は作りたい。

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