自由進度学習を試してみた
つい最近勉強会に行ったばっかりですが、
先週原因不明の体調不良により授業がたくさん抜けてしまったので、連休中に4つ分の授業を作り、終わったら次の課題に行っていいよ、方式をやってみました。
個々の進度に差が出ることを心配していましたが、
結論的に...クラスによる進度のばらつきが出ました😢
範囲は、小単元1つ分。
①岩倉使節団、②国境の確定、③自由民権運動、④大日本帝国憲法です。
50分の授業で、
全員が、4枚中1枚半で終わったクラスから、4枚中3枚まで終わったクラスもあります。
人によって進み具合が違うと、どの部分を補足すればいいか迷いますし、やはり危惧していたように、ゆっくりじっくりとりかかっている生徒が、自分とは違う新しい課題に手を付けるのを見て、だんだんやる気をなくしているのが分かりました。
全体的に進みがゆっくりのクラスは、最初からプリントが4枚配布されたことにびっくりしてしまい、テンションが下がったのが分かりました。
全員が3枚まで終わったクラスは、どんどん進める環境が合っているらしく、生き生きと次のプリントに進んでいました。
3枚目まで行くことは、あまり想定してませんでしたが、プリントに書いていない深い質問等も多く出ました。
このような単元内自由進度学習でクラスによって差が生まれると、早いクラスだけ別の授業を準備する必要がてまてきます。今回は、早く終わりそうなクラスはちょっとした動画を見せようかな、なんて考えています。
上手くのってくれれば、制限なく先に進めるのは面白いのかもしれない。
ただ、やはりデメリットの方が重すぎて、単元内をそれでも自由にしなくてはいけない理由が見つからなかったです。
ただ、やってもやらなくてもいいチャレンジ課題は準備しておくと結構面白いです。
私もたまに、時間がある人のみの課題で
「浮世絵模写チャレンジ」とか
「風刺画模写チャレンジ」とかやっています。
川柳を作ったり、イラストを書いたり、アイデアを出したり、時間が余る人が楽しめる活動を用意しておくのが良さそうです。
時間に余裕があるなら次の課題に進むより、その時間で面白いと思ったことを調べたり、自分が分かったことを友達に教えに行くほうが良い時間の使い方だと思ってしまいます。
単元内を自由進度にするメリットって何でしょう...実践されている方、こんなメリットあるよ、などあったら、是非教えて下さい。